ある日、独りぼっちの迷子の子猫が歩道の真ん中で発見されて、より良い生活を送れるように保護施設『キティ・オブ・エンジェルズ』に運ばれてきました。
子猫は手の平サイズの大きさで、重度の上気道感染症を患っていて、緊急治療のために動物病院に行く必要がありました。「子猫は必要な治療を受け、その後すぐに養育主さんの家に向かいました」と保護施設の創設者のリジー・ルイスさんが言いました。
『ロッコ』と名付けられた子猫は、年齢の半分以下の大きさで、発育が遅れていて、先天性甲状腺機能低下症と診断されました。
ロッコは成長がとてもゆっくりですが強い意志を持っていて、大きく強くなることを決意していました。ロッコは毎回お腹をギリギリまで満たして、小さな足で一生懸命に動き回り、たくさんの抱っこを求めました。
ロッコの養育を引き受けたランディ・マックイーンさんは、24時間体制で最高のケアを提供し続けました。ランディさんはロッコが十分に栄養をとれていて、身体が温かく保たれていて、愛情が不足していないかを常に確認していました。
そんなランディさんのおかげでロッコはすくすくと成長を続け、身の回りの探索を始めました。またロッコは何か伝えたいことがある時は大きな声で鳴いて、トイレの使い方も身につけることが出来ました。ロッコは一つずつ出来ることを増やしながら、より好奇心旺盛で活発な子猫になっていったのです。
ランディさんは専門家の助けを借りながらロッコを看護し、適切な薬を与えました。そのおかげでロッコは毎日進歩し続け、さらに出来ることを増やしていって、みんなのことを驚かせました。
ロッコはたくさん遊んで疲れると、いつもランディさんに寄り添いながら幸せそうにくつろぎ始めます。ロッコはまるでランディさんの小さな影のように、ランディさんの後を愛らしい足取りでついて回っているそうです。
ロッコは決してランディさんから遠く離れることはなく、チャンスが訪れるたびにランディさんの膝の上で幸せな時間を過ごしました。
そして、ロッコが保護されてから3ヶ月が経ちました。ロッコはエネルギーと愛情に満ち溢れた若い猫へと成長しました。そんなロッコとずっと一緒に暮らしてきたランディさんは、いつの間にかロッコのことを手放せなくなっていました。
「ロッコの病気は非常に稀ですが、幸いなことに治療することが出来ます。ロッコは小さな奇跡の男の子で、毎日を元気いっぱいに過ごしています」とランディさんが言いました。
ランディさんはロッコを正式に家族の一員に迎えることに決めました。そのためロッコはこの先もずっと、大好きなランディさんと一緒に暮らしていくことが出来るようになったのです。
そしてクリスマスが近づいてくると、ロッコはランディさんのクリスマスの準備を手伝い始めました。ロッコはクリスマスツリーにつける様々な飾りをしっかりとチェックしていたそうです。
さらにロッコはランディさんがプレゼントをラッピングをしている時も、ずっとランディさんのそばで手伝いをしていました。
ロッコはランディさん達のおかげで無事にホリデーシーズンを迎えることができ、暖かい家の中で最高の時間を過ごしているのです。
ロッコは同じ年齢の子猫達よりも随分と小さな身体をしていますが、とっても愛情深い性格で、人間と一緒に過ごすことが大好きです。これからもロッコはランディさんからたくさんの愛情を受け取りながら、幸せいっぱいの毎日を送っていくことでしょう(*´ω`*)
出典:rocco.tuxey/lovemeow