ある日、負傷した身体で保護施設『RASKC』にやって来た猫の『タグボート』は、すぐに他の猫達よりも目立つ存在になりました。
タグボートはとても優しくて、お喋り好きの性格でした。そのためタグボートは施設に着いた瞬間から、スタッフ達と会話を始めたのです。
タグボートは怪我を負った状態で路上にいたところを発見されて、間一髪のところで助け出されました。「私達の獣医チームはすぐにタグボートの治療を行い、抗生物質を投与して、里子に出すための準備を始めました」と保護施設のティム・アンダーソンさんが言いました。
その後、施設でケアを続けたタグボートは、スタッフ達とすぐに友達になって、毎日たくさんの愛情を感じながら回復していきました。
「タグボートは自信家で好奇心旺盛な猫ですが、時々少し不機嫌になることがあります。彼は頭の横を撫でられるのが好きですが、シッポを触られるのは好きではないようです。」
出典:kingcountypets
タグボートは自分に注がれる愛情にはワガママな態度をとる時がありますが、自分から愛情を注ぐ時はいつも積極的でした。そんなタグボートは人間に感謝の気持ちを伝える方法を知っていました。
「タグボートは最初から誰かが近づいてくるたびに鳴いていました。そして施設の環境に落ち着くと、ケージの前を通る人全員に『ハロー!』と声を掛けるようになりました。」
タグボートは出来る限りみんなに「ハロー!」と挨拶をして、相手が話し掛けてくるとさらに言葉を返しました。
その様子はこちら。(動画)
「タグボートは人間のことは好きですが、他の猫のことはあまり気にしていないようです。そのため彼が『ハロー!』と鳴くことはとても理にかなっています」とアンダーソンさんが話してくれました。
アンダーソンさんは毎日タグボートの様子を見守りながら、完璧な家族との出会いを強く望んでいました。そして、しばらくするとついにタグボートの前に素敵な家族が現れたのです!
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その後、お喋り好きのタグボートを生涯の家へと送り出したアンダーソンさん達は、急に静かになった保護施設に寂しさを感じました。しかし、それと同時にタグボートが新しい生活をスタートさせることができたことに、大きな喜びを感じているそうです(*´ω`*)
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