人生に、もふもふを。

裏口の目と鼻の先に置き去りにされていた子猫。温かく迎えてくれた猫の親子のおかげで、幸せいっぱいの毎日が始まる

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地元の保護団体と一緒に地域の猫達の避妊去勢手術を行なっているメーガンさんは、約1ヶ月半前に家の外から聞こえてくるネズミのような音に気づきました。

気になったメーガンさんが調査に向かおうとすると、予想外の光景が待っていました。「メーガンさんが裏口を開けると、ほんの数歩のところに子猫の姿がありました」と保護団体『フォスター・ベビー・キャッツ』の創設者のジリアンさんが言いました。

子猫がどうやって裏口に現れたのかは謎でした。また子猫の母親の姿はどこにもありませんでした。メーガンさんは子猫の兄弟を探しましたが、結局ひとりも見つけることができませんでした。

この地域はコヨーテやその他の動物が生息していて、生まれたばかりの子猫にとって非常に危険な場所でした。そのためメーガンさんは子猫を家の中に連れて行って、ジリアンさんに助けを求めました。

『テイター』と名付けられた生後10日の子猫は、目が開きそうな状態で保護施設に運ばれてきました。

テイターはそこで24時間体制のケアを受けて、柔らかい毛布が敷かれた快適なベッドの中で過ごし始めました。ジリアンさんは出来る限りの愛情をテイターに注ぎましたが、生まれて間もないテイターにはいつもそばにいてくれる母親や兄弟の存在が必要でした。

テイターが保護施設にやって来る2週間ほど前のこと、ジリアンさんはある家の庭に現れた猫の親子についての救助要請に応じました。親子は体調を崩していて、人間の助けを必要としていました。そのためジリアンさんは親子を自宅に連れて帰ると、たくさんのご飯と暖かいベッドを用意して、親子をケアし続けました。すると『ペニー』と名付けた母猫は徐々に自分の殻から出てきて、ジリアンさんのことを信頼するようになっていったのです。

そんなペニーと子猫達(テイターよりも1ヶ月年上)に、ジリアンさんはテイターを紹介してみました。すると親子はすぐにテイターに夢中になったのです。

中でも『バーナード』という名前の子猫が、テイターのお兄さんの役割を自ら引き受けてくれました。バーナードはテイターに寄り添って、テイターがご飯を食べ終わるといつも顔を綺麗にしてあげていました。

またジリアンさんがテイターのどんな要求にも応えてくれたおかげで、テイターは何不自由なく成長することができました。そしてテイターは年上の子猫達と一緒に歩き回ったり、冒険に出かけたり、キャットツリーを登ったりしながら、猫のスキルを磨いていったのです。

その後、離乳の時期がやって来ると、テイターは積極的に自分の意見を主張し始めました。「テイターは非常にミルクが好きな子猫で、哺乳瓶からミルクを飲むことを絶対にやめたくありませんでした。」

そんなテイターにジリアンさんは根気強く離乳食を食べさせました。するとテイターは徐々にひとりでお皿から離乳食を食べるようになっていったのです。

「テイターは私のことを本当の母親だと思っているように感じます。彼は私のために鳴いてくれたり、私の腕の中で寝たがったり、私の注意を引こうとしたりしてきます」とジリアンさんが話してくれました。

現在、テイターは飛躍的に成長していて、年上の子猫達の大きさに追いつきました。さらにテイターは猫のスキルに磨きをかけていて、他の猫と適切に遊ぶ方法を毎日学んでいるそうです。

こうして裏口で発見されたテイターは、ジリアンさんや猫の親子のおかげでここまで成長することができました。今のテイターはいつもたくさんの愛情を感じていて、毎日を幸せいっぱいに過ごしているのです(*´ω`*)
出典:fosterbabycatslovemeow

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