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工業地帯で助けを求めていた子猫を保護。優しい女性のおかげで数週間後に姉妹が見つかり、幸せいっぱいの再会を果たす!

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ある日、工業地帯でTNR活動(野良猫の不妊去勢手術を行い、元の場所に戻す活動)をしていた女性が独りぼっちの子猫の姿を発見しました。

母猫の姿はどこにもなく、子猫は苦しんでいて助けが必要でした。「女性はノミに覆われた幼い子猫を見つけました。彼女は子猫を自宅に連れて帰って全てのノミを取り除くと、子猫がもう大丈夫だと確信するまで2週間ほど世話を続けました」と保護施設『トロント・ヒューメイン・ソサイエティー』の養育ボランティアのタニタさんが言いました。

『ガモーラ』と名付けられた子猫は、優しい女性のおかげで立ち直り、保護施設にやって来ました。そんなガモーラの話を聞いたタニタさんは、すぐに保護施設に迎えに行きました。

タニタさんは体重が300gにも満たないガモーラに、4時間ごとにシリンジでミルクを飲ませて、トイレの世話を行いました。

ガモーラは毎回お腹をいっぱいに満たすと、母親代わりのヌイグルミの隣で眠りにつきました。ガモーラはタニタさんの世話によって着実に成長していき、それと同時にエネルギーが急上昇していきました。

タニタさんは毎日ヌイグルミに寄り添って眠るガモーラの姿を見て、同じ年齢の子猫をガモーラに会わせてあげたいと強く思いました。タニタさんは子猫の成長には兄弟や友達の存在が必要だということを知っていました。

「私がガモーラを育て始めてから数日後、保護施設からガモーラの妹が見つかったという連絡が入りました。」

それを聞いて大喜びしたタニタさんは、『ネビュラ』と名付けられた子猫を引き取るために保護施設へと向かいました。

実はガモーラを工業地帯で保護した女性は、その後も諦めることなくガモーラの母親と兄弟を探し続けていました。そしてある日、ガモーラと同じ毛並みの灰色の子猫が同じ場所に現れたのです。

女性はネビュラを保護すると、厄介なノミを全て取り除いて、ガモーラと再会させるために保護施設へと連れて行きました。

その後、ついにタニタさんの家で再会を果たしたふたりは、最初は戸惑っているようでしたが、少しするとお互いに近づき始めました。そしてふたりはまるで一度も離れたことがないかのように、嬉しそうに抱きしめ合ったのです。

「ふたりは寄り添って、そのまま眠りに落ちていきました。」

その後、ガモーラがトイレの使い方を覚えると、ネビュラもトイレの勉強を始めました。さらにふたりはお皿から食べる方法を一緒に学び始めました。ふたりはお互いにとても優しい性格の持ち主で、いつも甘く、愛らしい姿をたくさん見せてくれました。

そんなふたりのお気に入りの趣味は、タニタさんの大きなポケットの中に一緒に入って家中を探索することです。また窓辺で心地良い太陽の光を浴びることも大好きでした。

ふたりは毎回ご飯を食べ終わると一緒に顔のお手入れをして、タニタさんの膝の上でプロレスごっこを始めるそうです。

ふたりが過ごしている養育部屋は、いつもふたりの調和のとれたゴロゴロ音で満たされています。ふたりは走ったり転がったりして疲れると、一緒に寄り添いながら丸くなって、喉を鳴らしながら幸せそうに眠りに落ちていくのです。

ふたりが今後十分に成長したら、里子に出る準備を整えて、ふたりを一緒に迎えてくれる家族を探し始めるそうです。

こうして優しい女性とタニタさんのおかげで、ガモーラとネビュラは無事に再会を果たすことができました。子猫達は現在、室内生活を心から楽しんでいて、元気いっぱいに遊び回りながらすくすくと成長を続けているのです(*´ω`*)
出典:tania_b07lovemeow

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