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恐怖で固まりながらも、必死に子猫達を守ろうとしていた母猫。人間の優しさに安心すると、怯えていた心に大きな変化が

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先月、保護施設『ビー・ゼアー・ボイス・アニマル・レスキュー』のエイミーさんは、助けが必要な母猫と5匹の子猫達についての連絡を受けました。

母猫は避難所のケージの隅で恐怖で凍りつきながらも、必死になって子猫達のことを守ろうとしていました。猫の親子は養育主さんの世話と静かな環境を必要としていたため、エイミーさんは急いで親子を迎えに行きました。

「母猫は非常に痩せ細っていて、出産後の体重は2.7kgしかありませんでした」とエイミーさんが言いました。

子猫達を守る母猫出典:fostercatsfordays

親子がエイミーさんの家に着くと、親子のために用意した静かで快適な空間の中でリラックスし始めました。

また『チェリー』と名付けられた母猫はエイミーさんの優しさに安心すると、次第にその瞳から警戒心が消えていきました。さらにチェリーはたくさんのご飯と柔らかい毛布に心から満足していました。

チェリーはすぐにエイミーさんと打ち解けて、授乳の合間に部屋の中を探索するようになりました。チェリーは見るもの全てに興味を持って、探索の途中で嬉しそうにオヤツを食べたりすることもありました。

「チェリーは様々なことを経験してきたにもかかわらず、とても優しい心の持ち主です。彼女は自分と赤ちゃん達が安全だということを知ると、すぐに落ち着き始めました。」

チェリーはエイミーさんの家で過ごし始めてから2日も経たないうちに完全に心を開きました。チェリーはエイミーさんの膝の上で丸くなって、エイミーさんと一緒にいられることに幸せを感じるようになったのです。

その後、チェリーの愛情ですくすくと成長を続けた子猫達は、足腰が強くなって、足の使い方も理解し始めました。子猫達は次第に遠くまで探索に出かけるようになりましたが、途中で寂しくなるとすぐにお母さんの助けを求めて鳴き始めました。

そしてチェリーが保護されてから1ヶ月後、チェリーは胃の問題が続いていたため動物病院に向かいました。

「動物病院でチェリーと子猫達はFIV(猫免疫不全ウイルス感染症)とFeLV(猫白血病ウイルス感染症)の検査を受けました。そしてチェリーにFeLVの陽性反応が出ました。」

検査の結果が出ると、子猫達が感染症にかからないように、チェリーと子猫達は別々の場所で暮らすことになりました。チェリーは療養のために病院に残り、エイミーさんに子育てを任せることになったのです。

そのまま病院に留まったチェリーは、いつも優しくしてくれるスタッフ達に温かい愛情を感じました。またチェリーはまるで子猫達がエイミーさんの元でしっかりと世話をされていることが分かっているかのように、とても安心しながら過ごしていました。

子猫達はその後もエイミーさんの元ですくすくと成長を続け、お皿からご飯が食べられるようになりました。また子猫達はさらに活発になり、お互いに飛びついたりしながら、いつも元気いっぱいに遊び回っているそうです。

またエイミーさんのおかげですっかり人間好きになった子猫達は、いっぱい遊んで疲れると、自然とエイミーさんの膝の上に登ってきて幸せそうに眠りに落ちていくそうです。

そしてチェリーが里子に出られるようになると、さっそく里親さん探しが始まりました。するとすぐに素敵な家族が現れて、生涯の家で新しい生活を送り始めることができたのです。

「チェリーはたくさんの窓がある家に行き、窓辺で日光浴をしながら外の景色を楽しんでいます。彼女は現在、FeLVの猫と2匹のゴールデンレトリバーと一緒に暮らしています。」

「チェリーは本当に特別な猫で、とても優しく穏やかで、会う人全てに愛情を示します」とエイミーさんが話してくれました。

子猫達が里子に出られるようになるまでにはまだやることがたくさんありますが、これからもエイミーさんの元で確実に成長を続け、十分に大きくなったら素敵な家族に出会うことでしょう。

一方のチェリーは生涯の家で何不自由ない生活を送っていて、たくさんの愛情を感じながら、毎日を幸せいっぱいに過ごしているそうです(*´ω`*)
出典:fostercatsfordayslovemeow

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