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助けを求めて女性の元へと駆け寄った3匹の子猫達。すぐに助けが必要だと分かった女性は、救いの手を差し伸べる

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動物達の保護活動を行なっているドナさんは、以前から地域猫達の世話をしていて、不妊手術や去勢手術を行い、社交的な性格の子猫には生涯の家を見つけてきました。そんなドナさんがある日、地域猫のコロニーで3匹の幼い子猫達に出会いました。

ドナさんがコロニーに誰かが置いた猫用のご飯が残っていることに気づいた時、3匹の子猫達が物陰から現れて、ドナさんの方へと走り寄ってきたのです。

駆け寄ってきた子猫達出典:feralcatcolony

灰色の子猫が最初にドナさんのところに向かってきて、その後ろから2匹の子猫達がついてきました。

子猫達は抱え上げられるとすぐにゴロゴロと喉を鳴らし始めました。さらに灰色の子猫は嬉しそうに前足をフミフミし始めました。子猫達のそばには母猫の姿はなく、全員が病気を患っていたため、ドナさんは子猫達を連れて帰ることに決めました。子猫達は約4週齢でしたが、平均的な体重よりも随分と軽く、24時間体制のケアが必要でした。

「家に着いた子猫達はすぐにトイレが使えるようになり、たくさんのミルクを飲むと、フカフカのベッドの中で幸せそうに眠り始めました」とドナさんが言いました。

子猫達が獣医さんの元で必要な治療を受けると、確実に元気を取り戻していきました。「子猫達はたくさんのご飯を食べて、もっと大きく強くなる必要がありました。私は子猫達の様子を見守りながら、一日中世話を続けました。」

子猫達はそれぞれ『ウッディ(灰猫)』、『ブライソン(サビ猫)』、『ケンジー(黒猫)』と名付けられました。子猫達はすぐに離乳食を食べ始め、徐々に離乳していきました。

「子猫達は私が今まで育ててきた中で一番小さな4週齢の子猫達です。子猫達は自分達だけで猫のスキルを学んでいったため、私が教えることはほとんどありませんでした。子猫達はレスリングやオモチャで楽しそうに遊び、寄り添いながらお互いに愛情を注ぎ合っていました。」

僅か1週間で随分と成長した子猫達は、ベビーサークルの外へと飛び出していけるようになりました。

「子猫達は私達の家にたくさんの笑いと癒しを運んできてくれました。ケンジーはとっても甘えん坊で、抱っこされると腕の中ですぐにとろけます。また彼女は兄弟に寄り添うのも大好きです。」

しばらくするとウッディが人間の肩の上の居心地の良さに気づき、兄弟達にも同じことをするように勧めました。「子猫達は私をキャットツリーのように登ることを楽しみ始めました。」

その後、十分に成長した子猫達は、保護施設で里親さんを探し始めました。するとすぐにウッディの元に生涯の家族が現れて、ウッディのことを引き取っていきました。ウッディは現在、先住犬や先住猫、そして2人の人間の姉妹がいる家で幸せな毎日を送っているそうです。

そして強い絆を共有していたブライソンとケンジーは、ふたりで一組になって同じ家へと引き取られていきました。ふたりはこの先ずっと一緒の時間を過ごすことができるようになったのです。

「子猫達を育てることは本当に楽しいことでした。子猫達は私達にたくさんの喜びや笑いをプレゼントしてくれました」とドナさんが嬉しそうに話してくれました。

こうして野外でドナさんの元に駆け寄ってきた子猫達は、安全な家の中で新しい人生を歩み始めることができました。子猫達はこれからも生涯の家族の元でたくさんの愛情を受け取りながら、幸せいっぱいの毎日を送っていくことでしょう。
出典:feralcatcolonylovemeow

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