ある日、イリノイ州に住むマークさんとベアタさんが、家の庭で子猫の姿を発見しました。子猫は独りぼっちで、とても内気でした。
「その日は暑い日で、子猫は水を飲むために庭に入ってきたようでした。彼は人間を怖がっていたため、私達と一定の距離を保っていました。私達はお腹を空かせた彼のために、庭にご飯を用意しました」とベアタさんが言いました。
子猫がご飯を食べている間、夫婦は他の兄弟や母親が近くにいないかを確認しましたが、見つけることはできませんでした。翌朝、子猫は再び庭に戻ってきて、ご飯を探し始めました。
夫婦は喜んで子猫の要求に応えました。子猫はとてもお腹が空いていたようで、夫婦が用意したご飯を勢いよく食べ始めました。子猫はとても警戒心が強く、いつも周りを気にしていましたが、ご飯のおかげで徐々に警戒心を緩めていきました。
それから数日で子猫は夫婦の優しさを理解し、夫婦が庭に出ると、ご飯を要求してくるようになったそうです。
その後、夫婦は子猫の住処が家のすぐ外の茂みの中にあることを突き止めました。
「子猫は徐々に私達に懐くようになりましたが、他の人には警戒を続けていました。そのため誰かが家を訪ねてくると、彼はすぐに茂みの中へと身を隠しました。」
子猫は夫婦ととても友好的な関係になり、ついに夫婦と一緒に暮らすことを決めました。「その頃には既に私達が窓を開けると、子猫が家の中に忍び込もうとするようになっていました。」
夫婦は近所の人達が誰も子猫の世話をしてないことを確認すると、子猫を正式に家族の一員として迎え入れました。
夫婦は子猫に『スマッチ』と名づけて、オモチャやベビーサークルなどの必要なものを購入してきました。スマッチは動物病院から帰ってくるとすぐに新しい家に落ち着いたそうです。
「今のスマッチのお気に入りは、柔らかい毛布とカーペットです。」
夫婦の家には犬の『ハルキ』が住んでいました。夫婦はベビーサークルを使いながら、ゆっくりとふたりを慣らしていきました。
「スマッチはある日、ベビーサークルから抜け出す方法を見つけました。ふたりが出会ってから数週間が経ちましたが、ふたりはすっかり仲良くなっていて、いつも一緒の時間を過ごしています。」
「スマッチは犬の兄弟と遊んだり、オモチャを追いかけたり、キャットツリーや窓辺に座ったり、ベッドで私達と一緒に寝たりするのが大好きです。」
スマッチは家の中で一番小さいにもかかわらず、既に家の中を完全に支配しているそうです♪
「スマッチはもう独りぼっちではありません。彼はいつも私達と一緒にご飯を食べています」とベアタさんは嬉しそうに話してくれました。
こうして庭に迷い込んだスマッチは、そこで生涯の家と家族に出会うことができました。スマッチはここが自分の家だと知っていて、毎日の暮らしに大きな幸せを感じているのです(*´ω`*)
出典:smucci_cat/lovemeow