ある日、保護施設『セーレム・フレンズ・オブ・フィーラインズ』に、助けが必要な猫の親子が運ばれてきました。母猫はずっと野外で生きてきて、子猫達は生まれたばかりでまだ目も開いていませんでした。
養育ボランティアのケイラさんは、親子の世話をするために自宅へと連れて帰りました。そしてすぐに母猫の『プリシラ』が愛らしい笑顔を持っていて、いつも舌を出していることに気づいたのです。
「プリシラは右下の犬歯が口から突き出していて、それが彼女を笑っているように見せていました。また彼女は前歯と右上の犬歯を失っていたため、口からよく舌が出ていました」とケイラさんが言いました。
プリシラは美味しい食べ物がたくさん食べられる場所に連れて来てもらえたことに、とても感謝しているようでした。またプリシラが獣医さんの元で治療を受けると、徐々に具合が良くなり、本来の性格が現れ始めました。
プリシラは身の回りのことに興味を持ち始め、部屋の隅々まで調査をするようになりました。また最初はオモチャで遊ぶ方法を知りませんでしたが、好奇心が溢れ出したプリシラは夢中になってオモチャで遊ぶようになったのです。
プリシラは最初から誰かに愛されたいと思っていましたが、その時はまだ抱擁を理解していませんでした。
出典:salemfosterkittens
プリシラはケイラさんが子育てを手伝ってくれていることに気づくと、ケイラさんのことを信頼し始め、嬉しそうに寄り添うようになりました。またプリシラは時々子猫達をケイラさんに預けて、休憩を取るようになったそうです。
プリシラの子猫達はそれぞれ『ゼルダ』、『エフィー』、『ベッシー』と名づけられました。
こちらはプリシラに寄り添うエフィーの姿です。エフィーはお母さんのことが大好きで、いつもお母さんの注意を引こうとしているそうです。
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子猫達は安全な家の中で飛躍的に成長し、高いところに登ったり、部屋中を駆け回るようになりました。そんな子猫達のためにケイラさんは部屋を少し改造して、猫のスキルを磨くためのスペースを増やしました。
こちらはベッシーの姿です。ベッシーはハグが大好きな子猫になり、いつも愛らしい姿でケイラさんにハグを要求してくるそうです。
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子猫達が大きくなるにつれて、プリシラは多くの時間をケイラさんと一緒に過ごすようになりました。一方の子猫達は部屋中を駆け回りながら、楽しそうに様々なイタズラをしているそうです。
ケイラさんは親子を預かって以来、何度かプリシラを膝の上で寝かせようとしてきました。そしてついにプリシラはケイラさんの膝を枕にして、足に寄り添いながら眠りについたのです。
ケイラさんはプリシラの愛らしい姿に思わず笑顔になりました。それは最高の瞬間でした。
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プリシラと子猫達はもう厳しい路上で夜を過ごす必要はありません。プリシラは人間との生活に幸せを見つけ、子猫達は何の心配もせずに全力で遊び回ることができるのです。
子猫達はいつもお母さんの顔をもみくちゃにしますが、最後はお母さんに寄り添いながら、幸せそうに夢の世界へと旅立っていくそうです。
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プリシラはその愛らしい笑顔と性格で、周りの人達の心を魅了し続けています。プリシラは日に日に愛情深くなっていて、子猫達が元気に育っていることに心から幸せを感じているのです。
出典:salemfosterkittens/lovemeow