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保護先で独りぼっちになってしまい、友達を強く望んでいた子猫。迷子の子猫に出会うとすぐに深い絆で結ばれる

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ある日、獣医さんの助けを必要としていた生後2日の子猫の姉妹が保護施設に運ばれてきました。子猫達は母猫に置き去りにされてしまったようで、非常に具合が悪く、衰弱していました。

子猫達の窮状を知った別の保護施設『アニマルラヴァーズ・ドリーム・レスキュー』は、子猫達を受け入れることを申し出て、すぐに子猫達の治療を始めました。しかし、保護施設のスタッフ達や獣医さん達の最善の努力にもかかわらず、2匹のうちの1匹は命を繋ぐことができませんでした。

残された子猫は『ペイトン』と名付けられ、みんなの力で何とか峠を越えることができました。ペイトンはその後、養育ボランティアのナディアさんの元で育てられることになりました。

「何とか命をつなぐことができたペイトンは、適切な治療と薬のおかげで2週間後に成長し始めました」とナディアさんが言いました。

ペイトンは大きくなるにつれて好奇心も増していき、ベビーサークルの中を探索するようになりました。ペイトンはすぐにお母さん代わりのヌイグルミが気に入って、いつも抱きしめながら眠るようになりました。

「ペイトンはまだ私以外の誰とも会ったことがありません。彼女は信じられないほど勇敢で好奇心が旺盛です。」

子猫に友達がいることがどれだけ大切なことかを知っていたナディアさんは、ペイトンに他の子猫を紹介したいと考えていました。そんな中、ナディアさんは独りぼっちの迷子の子猫が保護施設に運ばれてきたという連絡を受けました。

「『ハート』と名付けられた子猫は、全身が荒れた状態で発見されました。彼は生後4週で、鼻に傷を負っていて、お腹を壊していて、栄養失調で空腹でした。」

「ハートは美味しいご飯とたくさんの睡眠、薬による治療と温かい愛情で、徐々に身体を回復させていきました。そして体重を増やし始め、遊ぶためのエネルギーが全身に満ちていきました。」

ハートは安全な室内生活に安心すると、温かい膝の上でゴロゴロと喉を鳴らすようになりました。

ハートは再び独りぼっちになりたくなくて、いつも人間の膝の上で過ごしたいと主張してきました。ハートは好きな時に一緒に遊ぶことができ、抱きしめることのできる友達を強く望んでいたのです。

保護施設のスタッフ達はハートとペイトンがお互いに友達を必要としていたため、ふたりを会わせてみることに決めました。

そしてふたりが初めて会うと、すぐにお互いに興味を持ったようで、さっそく挨拶を交わしました。ふたりはご飯を一緒に食べる時に少し唸り声を上げましたが、すぐに寄り添い始めて、まるでずっと一緒にいたかのようにお互いのことを毛づくろいし始めました。

さらにペイトンはお気に入りのオモチャをふたりで共有するようになりました。

「ふたりは家の中を一緒に駆け回って、一緒にレスリングをして、一緒に可愛いイタズラをしています。」

ペイトンは常に遊びたそうにしているヤンチャな女の子で、ハートは寄り添うことが大好きな甘えん坊な男の子です。

ふたりはいつも一緒に遊んで疲れると、ベッドの中で幸せそうに寄り添い始めます。そして一緒にゴロゴロと喉を鳴らしながら、夢の世界へと旅立っていくのです。

ふたりはこれまでに長い道のりを歩んできました。今後ふたりが十分に成長したら里子に出る準備を整えて、ふたりで一緒に生涯の家へと旅立っていくそうです。

こうしてお互いに独りぼっちだった子猫達は、優しい人達のおかげで元気を取り戻し、新しい人生をスタートさせることができました。ふたりはこれからもお互いに愛情を注ぎ合いながら、幸せいっぱいの毎日を送っていくことでしょう。
出典:tiny.paws.fosterslovemeow

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