人生に、もふもふを。

非常に稀な病気を抱えながら生きてきた猫。迎えてくれた家族の優しさに感謝しながら、幸せな日々を送り始める

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猫の『トビー』の容姿は年齢以上に歳を重ねているように見えます。トビーは皮膚無力症を患っていて、皮膚が非常に弱く、緩んでいて、少しのことで傷ついてしまうのです。

「トビーは体内で正常にコラーゲンを作り出すことができず、すぐに怪我を負ってしまいます」と飼い主のジョージナ・プライスさんが言いました。

しかし、その病気によってジョージナさんがトビーへの愛情を失うことはありませんでした。ジョージナさんと婚約者のクリストファー・ラードナーが初めてトビーに会った時、トビーは保護施設の隅で怖がっていました。そして、トビーは親友の『クィントン』の後ろへと身を隠したのです。

「私はふたりの姿を施設のウェブサイトで見て、すぐに恋に落ちました。その後、私達がふたりに会いに行くと、ふたりはお互いに怖がって、部屋の隅の方へと逃げて行ってしまいました。そのため私達はふたりに触ることができませんでした。」

少し前に保護施設がトビーとクィントンを受け入れた時、ふたりはひどい状態でした。クィントンは全ての歯を取り除かなければならず、トビーも数本の歯を抜く必要がありました。ふたりは慣れない環境をとても怖がっていて、決してお互いのそばから離れようとはしませんでした。その姿を見たスタッフ達は、ふたりを一緒に引き取ってくれる里親さんを探すことに決めたのです。

ジョージナさんはふたりの悲しそうな顔を見て、安心できる家と家族を必要としていることがすぐに分かりました。そこでジョージナさんは常にふたりの世話をして、必要な愛情と安らぎを与えることを心に誓ったのです。

その後、ジョージナさん達は里親になるために必要な書類を提出して、正式にふたりを家族として迎え入れました。こうして新しい家で暮らし始めたふたりでしたが、それから数週間の間、ずっと物陰に隠れ続けていたそうです。

「私達はしばらくの間、ベッドの下でふたりを世話しなければなりませんでした。ふたりは私達が外出している時と寝ている時以外は、物陰から出てきませんでした。最終的にふたりは私達のことを信頼し始めましたが、それまでには多くの時間が必要でした。」

トビーはクィントンからいつも慰められていて、クィントンがどこに行っても、その後をついて回りました。

しばらくしてクィントンが新しい生活を受け入れ始めると、トビーも少しずつ自分の殻から出てきました。トビーは少しずつ行動範囲を広げていき、家の中を探索するようになったのです。

ふたりが家の中が安全な場所だと気づくと、さらに心を開いていきました。「トビーはとても優しい男の子で、クィントンが望むことには何でも協力します。」

時が経つにつれて、トビーは背筋を伸ばしてしっかりと座るようになり、快適に過ごし始めました。そしてついにトビーは人間からの愛情を求めて、ジョージナさん達に抱きつくようになったのです。

現在、ジョージナさんがキッチンでコーヒーをいれていると、いつもトビーが興味深そうに見つめてきて、オヤツをおねだりしてくるそうです。

「トビーはとてもヤンチャでイタズラ好きで、自分の人生に満足しています。彼が初めて家に来た時と比べると、その大きな変化に驚いてしまいます。」

トビーはお腹をマッサージされるのが大好きで、ボール遊びと靴紐遊びがお気に入りです。トビーはまるで子猫のように、クィントンと一緒に楽しそうに遊んでいるそうです。

「クィントンはトビーの素晴らしい親友で、いつもトビーの世話をしています。トビーが怪我をした時も優しく看護をして、朝食の時間になると私達のことを起こしにきます。」

「ふたりはいつも一緒に私達の帰宅を窓辺で待っていて、私達の姿を確認すると玄関まで走ってきます。ふたりはとってもお茶目な性格で、楽しい家族です。ふたりは私達の毎日の暮らしを驚くほど豊かにしてくれました。」

ジョージナさん達は身体が傷つきやすいトビーのために、いくつかの特別な世話をしているそうです。

「私達はこまめにトビーの爪のお手入れをして、家の中を出来る限り綺麗に保ち、彼が傷つかないようにしています。私達は彼がこれまでに大きな怪我をしていないことをとても嬉しく思っています。」

「トビーは小さな猫ですが、家に来た時の体重は5.7kgもありました。これは彼の過剰な皮膚のためです。そんな病気を抱えたトビーですが、毎日を元気に過ごしていて、いつもたくさんの愛情に溢れています。」

トビーはジョージナさん達と一緒に過ごす時間にとても満足していて、毎日の生活に大きな幸せを感じているのです。

「ふたりが花を咲かせるために必要だったのは、ほんの少しの愛情だけでした。私達の家にトビーとクィントンが来てくれたことに心から感謝しています」とジョージさんが嬉しそうに話してくれました。

こうしてトビーとクィントンは、ずっと望んでいた優しい家族に出会うことができました。ふたりの愛らしい姿を見ていると自然と心が温まりますね(*´ェ`*)
出典:tummyandgummylovemeow

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