人生に、もふもふを。

生まれた時から3本足の保護子猫。優しい人達の力を借りて命をつなぐと、大好きな姉妹と一緒に幸せいっぱいに歩み始める

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ある日、南カリフォルニアに住む家族が自宅の裏庭で、生まれたばかりの3匹の子猫の姿を発見しました。母猫は子猫達を残して姿を消し、再び戻ってくることはありませんでした。

子猫達は寒さに震えながら空腹に耐えていました。また、この地域では悪天候が続いていたため、家族は子猫達をそのままにしておくことはできませんでした。「家族は子猫達を家の中に入れて、身体を温め始めました」と保護施設『レン・レスキューズ』の養育ボランティアのエリンさんが言いました。

その後、子猫達は保護施設のスタッフ達の助けを借りて、エリンさんの家へと運ばれました。

エリンさんは子猫達の体温を調整するために、保育器の中で子育てを始めました。そして24時間体制でミルクを飲ませ、たくさんの愛情を注ぎ続けました。

エリンさんの最善の努力にもかかわらず、3匹のうちの1匹は命をつなぐことができませんでした。残された『ワッフル(黒白猫)』と『トースト(黒猫)』はその後も自分達の運命と戦い続け、ついに峠を越えて、体重を増やし始めました。

「ワッフルは片方の前足が無い状態で生まれましたが、それが彼の行動を制限することはありません」とエリンさんが言いました。

ほんの数日のうちにワッフルは自分で何でも出来ることを証明しました。ワッフルは3本の強い足で動き回り、ベビーサークルの中から抜け出そうとさえしました。

また食事の時間が来るたびに、ワッフルは最初にミルクを飲むことを強く主張し、お腹が満たされるまで勢いよくミルクを飲み続けました。」

一方、ワッフルの姉妹のトーストは非常にお話し好きで、何か伝えたいことがある時は躊躇することなく話し掛けてきました。「トーストはとってもお喋りで、ヤンチャで、自分の意見を言うことを全く恐れていません。彼女は常に注目されたいと思っています。」

ワッフルとトーストは非常に強い絆で結ばれていて、一日のほとんどの時間を寄り添いながら過ごしていました。

子猫達が保育器を卒業すると、ワッフルは他の子猫と同じように、走って、登って、遊べるようになることを決心しました。「ワッフルは3本の足で一生懸命に前進しようとし始めました。彼は自分が他の子猫と違っているとは全く思っていません。」

ワッフルはしばらく曲線を描いた後、3本足で上手くバランスをとりながら真っ直ぐに歩き始めました。「ワッフルは歩くことを学び、3本足に順応し、上手に前進することが出来るようになりました。また、とっても甘えん坊のワッフルは、愛情を求めて可愛い声で鳴いて、抱っこされるとすぐに喉を鳴らすようになりました。」

その後、無事に10週齢を迎えたワッフルとトーストは、エリンさんの家から生涯の家へと引っ越しました。

「子猫達の新しいお母さんは、ふたりが里子に出られるようになるのをずっと待っていました。そしてついにふたりを家に迎えると、毎日の生活が驚くほど豊かになったそうです。私達は彼女がふたりを一緒に迎え入れてくれたことに心から感謝しています。」

「ワッフルは常に元気いっぱいで、自分の人生を愛しています。彼はこれから先も全てのことを乗り越えていき、たくさんの愛情を吸収しながら、生涯の家族の元に癒しと笑顔を届け続けることでしょう」とエリンさんが嬉しそうに話してくれました。

こうして裏庭で保護されたワッフルとトーストは、安全な家の中で新しい生活をスタートさせることができました。これからもふたりはお互いに愛情を注ぎ合いながら、いつまでも離れることなく、幸せな毎日を歩み続けていくことでしょう。
出典:catasticalmeowslovemeow

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