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農場で保護された妊娠中の猫。家の中が子猫達にとって幸せな場所だと気づくと、徐々に人間との暮らしを受け入れ始める

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ある日、農場沿いの道で野良猫達のコロニーが発見されました。猫達は厳しい環境の中で生活していて、多くの猫達が獣医さんの助けを必要としていました。

地元で保護活動をしているジュリーさんが猫達の窮状を知ると、すぐに現場へと向かいました。ジュリーさんはその日のうちに猫達を保護すると、保護施設『シャトン・オルフラン・モントリオール』へと連れていきました。

こうして新しい生活をスタートさせた猫達ですが、その中に『アルバ』と名づけられた妊娠中の猫がいました。アルバはほとんど人間と接したことがなかったようで、人間のことを非常に怖がっていました。

農場で暮らしていた猫出典:Rescuechatonsmontreal

アルバは動物病院で必要な治療を受けると、養育ボランティアさんの家で過ごし始めました。「アルバはたくさんのご飯でお腹を満たすと、長い時間眠り続けました」と保護施設のスタッフが言いました。

「アルバは常にご飯が置かれている静かな部屋で過ごし始めました。最初の頃の彼女は非常に怖がっていて、いつも物陰に隠れていましたが、養育主さんの愛情を感じると徐々に変わり始めました。」

アルバは寝心地の良い清潔なベッドと、いつでも食べることのできるご飯に幸せを感じ、徐々に室内生活を楽しむようになっていきました。アルバは日に日に自分の殻から出てきて、自ら人間に近づくようになり、愛情を求めるようになりました。

「アルバのお腹は毎日大きくなっていきました。そして3月10日、彼女は安全な環境の中で5匹の元気な子猫を出産しました」と保護施設のセリーヌさんが言いました。

「アルバはまだ痩せていて、全ての子猫が満足できるほどのミルクを作り出すことができなかったため、養育主さんは24時間体制でミルクを飲ませて足りない栄養を補いました。」

アルバは養育主さんが子育てを手伝ってくれていることに気づくと、さらに人間との生活に幸せを感じるようになりました。アルバは柔らかいものを嬉しそうにこねるようになり、養育主さんに向かってゆっくりと瞬きをして愛情を伝えるようになりました。

さらにアルバは休憩が必要になると、養育主さんに子猫達の世話をお願いして、ご飯を食べたり、少しの間休憩したりするようになりました。

「アルバと子猫達は養育主さんに見守られながら元気に過ごしています。アルバは今の生活を愛していて、いつも喉をゴロゴロと鳴らしながら子育てを続けています。」

少し前までとても人間を恐れていたアルバでしたが、今は幸せで愛情いっぱいの猫へと生まれ変わりました。アルバはこの家に住む他の猫達とも仲良くなって、猫達が近づいてくると挨拶を交わすようになったそうです。

「子猫達は現在、離乳食を食べられるようになりましたが、まだお母さんのミルクが恋しいようです。アルバは子猫達のことをいつも気に掛けていて、子猫達が快適に過ごせるように世話を続けています。」

「アルバは子猫達と会話をするのが大好きで、子猫達が日に日に成長していることに喜びを感じています」とセリーヌさんが嬉しそうに話してくれました。

アルバは生まれてから2年間、厳しい環境の中で生きてきましたが、優しい人達のおかげで新しい人生をスタートさせることができました。アルバは大切な子猫達と一緒に昼寝をするのが大好きで、いつも子猫達を抱きしめながら大きな幸せを感じているそうです。
出典:Rescuechatonsmontreallovemeow

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