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ずっと安全に暮らせる家を探し求めていた盲目の野良猫。迷い込んだ庭で出会った家族を、大切な我が子の元へと導く

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先月末、保護施設『コースタル・ベンド・キャット・レスキュー』に、養育主さんの助けが必要な4匹の猫についての連絡が入りました。

その日、1匹の野良猫が老夫婦が住む家の庭に姿を現しました。老夫婦の家を定期的に訪れていた息子が猫の様子を確認すると、猫の目が開かなくなっていることが分かりました。その後、息子が猫に促されるまま後をついて行ってみると、猫の住処に辿り着き、そこで3匹の子猫の姿を見つけたのです。

「息子さんは助けを求めて私達のところに連絡してきました。私達は当時、猫の目が開かなくなっていたのは、感染症によるものだと考えていました」と保護施設のメアリー・ハッカビーさんが言いました。

その後、猫の親子は無事に保護されて、養育ボランティアさんの元で過ごし始めました。

3匹の子猫のうちの2匹は重度の栄養失調で、上気道感染症の兆候が現れていました。『クルー』と名づけられた母猫は養育主さんの家でたくさんのご飯を食べた後、『キャンディーランド』『モノポリー』『シューツ・アンド・ラダーズ』と名づけられた子猫達にミルクを飲ませ、暖かい寝床の中でリラックスし始めました。

その後、クルーの目が回復していくにつれて、クルーが正常な目の組織を持っておらず、完全に盲目であることが分かりました。

「私達の施設で働く獣医さんは、クルーが先天的な小眼球症で、生まれた時から目が見えなかったことを確認しました。そして、感染症の再発を防止するために、眼球を摘出する必要があることが分かりました。」

「クルーは見えない目で今まで生きてきました。彼女は他の感覚を使って子猫達を確認し、しっかりと守ってきました。」

クルーの大切な子供達は安全な家と暖かいベッド、そして適切な治療で食欲を取り戻し、体重を増やし始めました。また養育主さんによる1週間のケアで、子猫達の荒れていた目が綺麗な状態に戻りました。

そんな子猫達の体重測定をするために養育主さんがひとりずつ子猫を抱え上げると、クルーはいつも視覚以外の感覚を使って『監視』し始めました。そして子猫が再び腕の中に戻ってくると、とっても嬉しそうな姿を見せてくれました。

その後、子猫達が生後3週を迎えると、随分と活発になり、積極的に周辺を動き回るようになりました。クルーは自分が決めた『安全なゾーン』から子猫達がいなくなると、すぐに不安そうな反応を返しました。

「クルーは子猫達が近くにいないとすぐに心配になるようで、何度も子猫達を連れ戻しに向かいました。」

そんな愛情深いクルーは最初から社交的な性格で、人間と過ごす時間を楽しんでいて、いつも愛らしい姿で愛情を要求してきました。クルーは頭を撫でられたり、寄り添ったりするのが大好きで、かまって欲しい時は躊躇することなくおねだりしてきました。

「クルーは見えない目を抱えながら、これまでずっと野外で生きてきました。彼女は今、安全な場所にいることを知っていて、居心地の良い生活を送れていることにとても興奮しています。」

現在、クルーと彼女の大切な子供達は、養育主さんの元で幸せな毎日を送っています。生後4週になった子猫達は、毎日確実に成長を続けていて、それぞれの個性が輝き始めているのです。

「キャンディーランドはヤンチャでお話し好きで、3匹の中で一番の冒険家です。モノポリーはのんびりとした性格で、転がりながらお腹を撫でられるのが大好きです。」

「シューツ・アンド・ラダーズは最初の頃はよそよそしくしていましたが、今ではすっかり人間好きになっていて、一番最初に養育主さんの膝の上に登りました。」

そんな愛らしい子供達と一緒にいられて、クルーは毎日の暮らしに大きな幸せを感じています。優しい人達のおかげで室内生活を始めることができたクルーは、もう食べ物や避難場所を心配したり、危険な路上を彷徨い歩いたりする必要はないのです。

クルーはこれからも最適なケアを受けながら、いつまでも幸せいっぱいの毎日を送っていくことでしょう。
出典:CoastalBendCatslovemeow

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