人生に、もふもふを。

お互いに身体がグラグラと揺れる猫達。自分達の夢を実現させるために1年間待ち続け、ついに最高の幸せを手に入れる!

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今から約1年前、身体がグラグラと揺れる猫の『アギー』と『アーサー』が、アラスカにある保護施設にやって来ました。ふたりはそのまま保護施設で数週間を過ごしましたが、アギーの体重が減り始めたため、スタッフ達は助けを求めました。

その後、ふたりは別の保護施設『モジョズ・ホープ』に運ばれて、より良い人生を送るためのチャンスを得ました。初めの頃のふたりはとても警戒していましたが、ここが安全な場所だと分かると徐々に落ち着いていきました。

その後すぐに保護施設のスタッフ達は、アギーとアーサーが誰もが驚くほどの深い絆を共有していることに気づきました。

「ふたりはいつもベッドやソファーの上で寄り添いながら過ごしています」と保護施設の創設者のシャノン・バスナーさんが言いました。

アギーとアーサーはお互いに小脳形成不全で生まれ、身体を動かそうとすると全身がグラグラと揺れました。しかし、幸いなことに小脳形成不全の猫達は、他の猫と同じように幸せで充実した人生を送ることができます。

「アギーとアーサーは歩くことも登ることもでき、トイレをひとりで使うこともできます。ふたりが使うトイレは入口が低くなっていたりと、身体が不自由な猫でも使いやすいようにカスタマイズされています。」

ふたりの身体はグラグラと揺れますが、それがふたりの行動を止めることはありません。また、完全に切り離すことの出来ないふたりは、お互いの姿が少しでも見えなくなると、すぐにお互いのことを探し始めるそうです。

「ふたりは一日の多くの時間を一緒に過ごしていて、いつもふたりで寄り添いながら喉を鳴らしています。ふたりはお互いのことを常に必要としていて、決してお互いのそばから離れることはありません。」

ふたりが避妊去勢手術を受けた後、スタッフ達はふたりを一緒に迎えてくれる里親さんを探し始めましたが、何ヶ月待っても里親さんは現れませんでした。

しかし先月、ついにふたりを一緒に迎えたいという女性から連絡があったのです。女性はふたりの愛らしい姿に恋をすると、多くの時間を費やして小脳形成不全の猫について学びました。

その後、女性が迎えに来た時、アギーとアーサーは一瞬で女性のことを受け入れて、すぐに女性に寄り添い始めました。「女性はアギーとアーサーの病気について深く理解していて、ふたりを迎えるために何が必要かを完全に分かっていました。私達は彼女がふたりのために多くの時間を費やし、最高の環境を整えてくれたことにとても感謝しています。」

保護施設で約1年間待っていたふたりでしたが、この日ついに生涯の家に旅立つことができたのです。

「私達は施設に来た猫達を家族のように愛していて、送り出す時はいつも寂しさを感じています。でも、彼らが特別な人と出会い、幸せそうに過ごす姿を見ていると、心の中が大きな喜びで満たされます」とシャノンさんが話してくれました。

こうしてアギーとアーサーはついに自分達の夢を叶え、新しい人生を歩み始めることができました。これからもふたりはお互いに愛情を注ぎ合いながら、生涯の家族の元で幸せいっぱいの毎日を送っていくことでしょう(*´ω`*)
出典:mojoshopelovemeow

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