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ずっと野外で生きてきた妊娠中の保護猫。家の中が子育てに最適な場所だと気づくと、避けていた人間のことを信頼し始める

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ある日、妊娠した身体で街中を彷徨い歩くキジトラ猫の『ミス・マープル』が発見されました。マープルを見つけた人達は、マーブルをその場に残していくことができませんでした。

その後、マープルの話を知った地元の保護施設『キットカット・プレイルーム』のスタッフ達は、マープルを引き取ることを申し出ました。スタッフ達はすぐにマープルを迎えに行くと、子育てに最適な静かな部屋を用意しました。「私達がマープルを養育部屋に連れて行くと、彼女は数分もしないうちに部屋の中の調査を始めました」と保護施設の創設者のジェン・マックさんが言いました。

「マープルの毛は野外での生活の中でツヤが無くなっていて、非常に汚れていました。私達はすぐに栄養価の高いご飯を食べさせて、これから生まれてくる子猫達のために十分なミルクが作られることを強く望みました。」

マープルはずっと野外で暮らしてきたため、人間との接触はほとんどありませんでした。そのため保護からしばらくの間、マープルはスタッフ達を警戒し続け、誰かが部屋に入ってくるたびに「シャー!」と威嚇してきました。

「保護から数週間の間、マープルは私達のことを遠ざけていました。でも2月16日の午後に突然『警戒スイッチ』がオフになったかのように、私達のことを受け入れて甘い猫になりました。」

それから数時間後、マープルは出産を始め、ずっとジェンさんにそばにいて欲しいと主張してきました。「マープルが出産している間、彼女は私に何度も話しかけてきました。その時に私達の絆は結ばれました。」

マープルは健康的な5匹の子猫『キンジー』『シャーロック』『キャグニー』『ドリュー』『スペンサー』を出産し、さっそく愛情を注ぎ始めました。

「マープルは一日中子猫達のそばから離れず、トイレを使うことさえ忘れることがありました。私はそんな彼女のために、毎回寝床までご飯を運びました。私達はその間に本当の親友になり、私がお腹を撫でると彼女が眠りに落ちるほどになりました。」

ジェンさんとマープルは現在、一緒に子育てをしています。ふたりは全ての子猫がちゃんとミルクを飲めているかを確認し、常に子猫達の身体を清潔に保ち、たくさんの愛情を注ぎ続けています。またジェンさんはマープルがご飯を食べ忘れることがないように、食事の時間が来るたびにマープルにご飯を食べるように促しているそうです。

またすっかりジェンさんのことを信頼したマープルは、ジェンさんが体重測定のために子猫達を抱え上げても、決して怒ったりすることはないそうです。「マープルはリラックスしていて、しっかりと子猫達の世話を続けています。彼女は授乳時間になると背筋を伸ばして、子猫達がミルクを飲むためのスペースを出来だけ広くしようとしています。」

そんな愛情深いマープルのおかげで子猫達はついに目を開き、好奇心が溢れ出してきました。マープルは常に子猫達に気を配っていて、子猫達があまり遠くに行かないようにしっかりと見守っているそうです。

またマープルは寝床で仰向けになりながら、前足で空中をこねることを楽しんでいます。マープルは現在、部屋に入ってくる全ての人に挨拶をして、とってもフレンドリーに接しているそうです。

「マープルはすっかり私達のことを信頼していて、何か伝えたいことがある時は躊躇することなく話しかけてくるようになりました。」

「マープルはまだ1歳ほどの若い猫で、遊ぶことにとても興味があります。彼女は私達がオモチャを振ると近づいてきて、楽しそうに遊び始めます。きっと彼女は子猫達が大きくなったら、子猫達と一緒に元気いっぱいに遊び回ることでしょう。」

一方の子猫達は現在14日齢で、全員が280gを超えています。子猫達は日に日に力強さを増してきていて、マープルはいつも忙しそうに子育てをしているそうです。

「きっと将来マープルを迎える家族は、毎日の生活が何倍にも幸せになることでしょう」とジェンさんが嬉しそうに話してくれました。

こうして妊娠した身体で路上から保護されたマープルは、安全な場所で子猫達を出産し、全ての力を子育てに使うことが出来るようになりました。これからもマープルはたくさんの愛情を感じながら、子猫達と一緒に幸せな毎日を送っていくことでしょう(*´ω`*)
出典:kitkatplayroomlovemeow

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