人生に、もふもふを。

出産時に大切な我が子を失った猫。保護先の家で出会った子供達に寄り添いながら、母親としての温かい愛情を注ぎ続ける

0

ある日、出産を控えた野良猫の『レチェ』が路上から保護されて、保護団体『ユタ愛護協会』の施設へとやって来ました。しばらくして出産が始まったレチェでしたが、いくら待っても子猫達が産まれてきませんでした。

このままでは危ないと感じたスタッフ達がレチェを動物病院に連れて行くと、帝王切開が必要だと告げられました。その後すぐに緊急手術が行われましたが、悲しいことに子猫達は既に亡くなっていたそうです。

レチェはとても愛情深い猫で、我が子に会えるのを楽しみにしていました。しかし、レチェの望みはついに叶わなかったのです。

保護された猫出典:UtahHumane

その後、レチェの身体が完全に回復すると、里親さんの募集が始まりました。そして、一組の家族が愛らしいレチェに恋をしました。

レチェのとっても甘い性格は、3人の子供達の心を完全にとりこにしました。中でも男の子はレチェから片時も離れたくないほどに、レチェのことが大好きになりました。一方のレチェも優しい家族に抱きしめられて、大きな幸せを感じることができたのです。

男の子に寄り添う猫出典:UtahHumane

レチェはあの日、お腹の中の大切な我が子を失いましたが、こうして3人の子供達と出会うことができました。レチェは毎日子供達に寄り添いながら、幸せそうに喉を鳴らし続けているそうです。

「家族から送られてきた写真を見て、私達の心はとても温まりました。どうやらレチェは自分の子供達を見つけたようです」と施設のスタッフが嬉しそうに話してくれました。

子供達に抱っこされる猫出典:UtahHumane

こうして辛い別れを経験したレチェは、迎えられた家で幸せな毎日を手に入れることができました。きっとレチェに育てられた子供達は、レチェと同じように愛情深い大人へと成長していくことでしょう。
出典:UtahHumanelovemeow

この猫の記事を友達にシェアしよう