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後ろ足が麻痺した状態で保護された子猫。優しい人達のおかげで再び立ち上がれるようになり、毎日少しずつ進歩し続ける

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ある日、保護施設『キトゥン・ケアラー・レスキュー』の創設者のジェシカ・ルーフさんの元に、助けを必要としている後ろ足が麻痺した子猫についての連絡が入りました。話を聞いたジェシカさんはすぐ行動を起こし、子猫を施設へと連れて帰りました。

子猫は全身が荒れた状態で、とても痩せ細っていて、無気力で、空腹で、ノミに覆われていました。「子猫は前足だけを使って、地面にお腹をこすりつけながら歩いていました。彼が下半身を動かせなくなっているのは明らかでした。」

しかし子猫はそんな状況にもかかわらず、自分の人生を決して諦めていませんでした。

『モハン』と名づけられた約3週齢の子猫は、養育ボランティアのコートニーさんの家で育てられることになりました。

「モハンは一晩中私に寄り添いながら、大きな瞳で私のことをじっと見つめてきました。彼はこの場所が安全であることを知っているようで、私の指やテディベアを抱きしめながら喉を鳴らし始めました」とコートニーさんが言いました。

コートニーさんがモハンを獣医さんに診てもらうと、モハンの下半身の感覚がないことが分かりました。

「モハンは脊髄の一部分が圧迫されていました。それはおそらく落下事故によるものです。彼は血液の循環を促進させ、腫れを解消するために、鍼治療を行うことになりました。」

モハンはコートニーさんの家で理学療法を受けながら、感染症の治療を行いました。「私達はモハンが再び後ろ足を使うことができるように、必要なことを全て行う決心をしていました。彼は強い意志を持っていて、再び4本足で歩けるようになることを強く望んでいます。」

「モハンは動かない後ろ足を耐えず使おうとしていて、いつも一生懸命に努力しています。きっと彼は必ず自分が望んでいる場所に辿り着く方法を見つけることでしょう。彼は毎日の治療で下半身の感覚が少しずつ改善してきていて、徐々に後ろ足に力が入るようになってきました。」

治療を始めてから数週間が経つと、モハンは4本足でバランスをとりながら立てるようになりました。そして同時にモハンのエネルギーは急上昇し、機動性が向上し、愛らしい個性が現れ始めました。

モハンは動くもの全てに興味を持つようになり、少し高いところへも登れるようになりました。

「モハンは徐々に4本足で立てる時間が長くなってきていて、日に日に良い方向へと向かっているのが分かります。」

昨日、モハンは動物病院で鍼治療を行いました。モハンはとても甘えん坊な子猫で、スタッフ達の愛情いっぱいのハグに大きな幸せを感じていました。

「モハンはとても勇敢な男の子で、人間と一緒にいるのが大好きです。彼はいつも一生懸命に過ごしているため、私が夕方に迎えに行くと数分も経たないうちに車の中で眠り始めました」とコートニーさんが話してくれました。

モハンはこれからも全力で歩み続け、いつか必ず4本足で歩けるようになることでしょう。モハンは毎日確実に前進を続けていて、みんなのことを驚かせ続けているのです。
出典:cordys_catslovemeow

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