人生に、もふもふを。

少し変わった姿の幸福を呼ぶ子猫。先住猫に優しくしてもらえたのが嬉しくて、家の中に幸せいっぱいの時間を届け続ける

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ある日、ロサンゼルスの保護施設に多指症の子猫が運ばれてきました。子猫は慣れない環境に戸惑い、周りから聞こえてくる音に圧倒されていました。そのため子猫には静かな家と養育主さんのケアが必要でした。

子猫の窮状を知った保護団体『フレンズ・フォー・ライフ・レスキュー・ネットワーク』のジャクリーン・デアモアさんは、すぐに子猫を引き取ることを申し出ました。「私が最初に子猫に会いに行った時、子猫は警戒して『シャー!』と強く威嚇してきました」とジャクリーンさんが言いました。

その後、子猫が養育主さんの家に到着すると、すぐに恐怖心が消え始めました。子猫の養育を始めたエリカさんとニックさんは、子猫が里子に出られるようになるまでの間、子猫の世話をしようと考えていました。

夫婦が『ドミノ』と名づけた子猫は、ここが安全な場所だと気づくと、自分の殻から出てきました。ドミノは自然と夫婦に寄り添うようになり、腕の中に入るのが大好きになりました。

ドミノがやって来た家には元々、『シャーロット』という名前の猫が住んでいました。シャーロットもドミノに興味を持ちましたが、ドミノに近づくことをためらっていました。しかし、ドミノの方は早くシャーロットと友達になりたくて、挨拶をするために何度も駆け寄ってきました。

「ドミノは人間が好きでしたが、シャーロットのことがもっと好きでした」とエリカさんが言いました。

一方のシャーロットはドミノのことを時間をかけて理解しようと思ったようで、ドミノにゆっくりと近づきながら匂いを嗅ぎ始めました。しかし、ドミノは1秒も我慢できなかったようで、すぐに身体を擦りつけて、シャーロットの後を追い始めたのです。

「ドミノは常にシャーロットと友達になりたいと思っていて、チャンスがあればシャーロットに飛び込んでいきました。」

最初の頃のシャーロットは、プライバシーの概念を持たないドミノにどう接したら良いか分かりませんでしたが、ドミノの方は猛アプローチを続けました。

そんなドミノの粘り強いアタックよって、シャーロットの気持ちが徐々に変わり始めました。そしてシャーロットはついにドミノの毛づくろいを始めたのです。

シャーロットはドミノの全身を毛づくろいして、愛情を注ぎ始めました。その行動はドミノの心を一瞬で幸せいっぱいにしました。それ以来、ふたりはいつも一緒にいるようになり、決してひとりになることはありませんでした。

そしてドミノが里子に出る準備を整えた時、夫婦は既にドミノが生涯の家を見つけていることに気づいていました。

「私達はふたりを引き離すことができなかったため、ドミノを生涯の家族として迎えることに決めました。私達はドミノのことが大好きで、彼女に出会えたことにいつも感謝しています。」

その後もすくすくと成長を続けたドミノは、1歳の誕生日を迎えました。すっかり大人の猫になったドミノは、シャーロットと同じくらいの大きさになりました。

ドミノの身体は随分と変わりましたが、ふたりの関係は今も全く変わらず、毎日一緒に昼寝をしているそうです♪

こうして独りぼっちで保護されたドミノは、最高の家族に出会うことができました。多指症の猫は『幸福を呼ぶ猫』と言われることもありますが、どうやらドミノはこの家にたくさんの幸せを運んできたようです♪

これからもドミノはシャーロットにピッタリと寄り添いながら、幸せいっぱいの毎日を送っていくことでしょう(*´ω`*)
出典:charlottesmeowlovemeow

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