ある日、保護施設『ミニ・キャット・タウン』のスタッフのローラ・マローンさんが、助けを必要としている4匹の子猫達についての連絡を受けました。
ローラさんはすぐに子猫達を迎えに行きましたが、4匹のうちの1匹は重い病気で命を落としました。子猫は猫パルボウイルス感染症(別名:猫ジステンパー、猫汎白血球減少症)の検査で陽性を示しました。
「私達はすぐに『ベン』『カサンドラ』『ウェイン』と名づけた3匹に、病気の予防のための治療を開始しました」とローラさんが言いました。
「この病気は非常に伝染性が高いため、細心の注意を払って子猫達の世話を続け、病気の兆候がないかを注意深く観察し続けました。」
ローラさんは24時間体制で4時間ごとに子猫達をチェックして、1日に2回薬を与え、夜中も数回起きて世話を続けました。
ローラさんは子猫達のお腹をいっぱいに保ち、確実に体重が増えていることを確認するために、毎日体重測定を行いました。子猫達はまだ安心できる状態ではなかったため、ローラさんは家族の助けも借りながら一日中看護を続けました。
そして2週間後、子猫達がついに危険な状態を脱したため、ローラさんと家族はホッと胸を撫で下ろしました。
子猫達の体重と食欲はようやく軌道に乗り、無事に命をつなぐことができました。「奇跡的に3匹の子猫達はみんな、病気の兆候を示しませんでした。」
数週間の適切なケアの後、子猫達は完全に元気を取り戻し、部屋中を駆け回って、飛び跳ねることが出来るようになりました。
「子猫達の身体はまだ小さいですが、いつも素晴らしいジャンプを披露してくれています。子猫達は箱の中に入るのが好きで、部屋の至るところでイタズラをしています。」
子猫達は非常に活発になり、部屋中を隅々まで探索し、ローラさんの肩に登るようになりました。「3匹とも私の肩の上が大好きで、カサンドラはいつも私の耳をかじってきます。」
子猫達は力強くなった足で縦横無尽に走り回って、興奮しながらオモチャで遊んでいます。「私達は子猫達が順調に成長していることに大きな喜びを感じています。子猫達の元気な姿を見て、私達はいつも安心しています。」
「ウェインは数日前まで哺乳瓶からミルクを飲んでいましたが、今は容器からご飯を食べています。」
「カサンドラとベンはとってもエネルギッシュで、遊ぶことが大好きです。ウェインは非常に甘えん坊ですが、冒険するのが大好きで、カウンターの上にも一番最初に登りました」とローラさんが嬉しそうに話してくれました。
子猫達はその愛らしい姿で、これまでに出会った全ての人の心をとりこにしました。子猫達は今、生きていることが嬉しくて、いつも全力で日々の暮らしを楽しんでいるのです。
出典:fosterkittyfamily/lovemeow