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保護施設から2,400km離れた里親さんの家まで車で向かった猫。旅の最中に一番クールだったのは、間違いなく猫でした!

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ある日、『ステーキ』と名づけられた猫が、ロサンゼルスで保護されました。ステーキは健康上の問題を抱えていて、保護施設『ベスト・フレンズ・アニマル・ソサイエティー』に運ばれてきました。ステーキは疥癬(かいせん。ヒゼンダニの寄生による皮膚感染症)を患っていましたが、人間のことが大好きで、保護施設のスタッフと一緒にいられることに喜びを感じていました。

「ステーキはとても社交的な性格で、みんなと友達になりたくて、出会う人全てに挨拶をしました」と保護施設のスタッフが言いました。

ステーキはいつもちょっと怒ったような顔をしていますが、実際はとっても甘えん坊で、誰かに抱っこされるとすぐにゴロゴロと喉を鳴らし始めるそうです。

ステーキはすぐに保護施設の全てのスタッフと友達になり、獣医さんやスタッフ達の力を借りながら疥癬の治療を続けました。ステーキは疥癬に伴うかゆみなどがストレスになって、胃のトラブルに見舞われることもありましたが、みんなの力を借りて、徐々に快方へと向かっていきました。

そしてついに疥癬を克服したステーキは、新しい里親さんを見つけることができました。スタッフ達はステーキに家が見つかったことを喜び、ステーキがこの先ずっと幸せに暮らしていけるだろうと考えました。

しかし、ステーキの未来は再び先が見えなくなりました。悲しいことにステーキの願いは叶わず、すぐに保護施設へと戻ってきたのです。

スタッフのダイアンさんは帰ってきたステーキの姿を見て、自宅で世話をすることを申し出ました。そしてダイアンさんはステーキのかゆみの問題が再発していることに気づきました。「ステーキは眼瞼内反症を患っていて、まぶたが内側に向いてしまっていました」とダイアンさんが言いました。

その後、手術を終わらせたステーキの写真が再びFacebookに投稿されると、フォロワーの心を次々ととりこにしていきました。そしてその投稿によってステーキの未来が、素晴らしい方向へと動き始めたのです。

ヒューストンに住むダグさんはFacebook上でステーキのことを知り、ステーキに夢中になりました。ステーキのいる場所とダグさんがいる場所は約2,400kmほど離れていましたが、ダグさんはステーキのことを家族に迎えたいと強く思ったのです。

ダイアンさんはダグさんとやりとりしているうちに、ダグさんとステーキならきっと素敵な家族になるだろう感じました。そこでダイアンさんは知人と一緒にヒューストンにステーキを連れていく計画を立てたのです。

ダイアンさんは長い車の旅でステーキがどのような反応を示すか心配でしたが、ステーキの未来のために旅に出ることを決意しました。

「ステーキは本当に素晴らしかったです」とダイアンさんが言いました。「私達は目的地に着くまでの間、旅を楽しむことにしました。ある時はピクニックのためにご飯を用意して、気持ちの良い公園に立ち寄りました。私達はステーキにハーネスをつけて、みんなで一緒にシートに座って楽しい時間を過ごしました。」

2人と1匹のトリオは、1日約5時間ずつ車で移動しました。ステーキは窓の外を流れる景色を見たり、観光スポットを散歩したりしながら、常に楽しそうに過ごしていました。

そしてついにステーキはヒューストンに到着して、ダグさんに会いました。ふたりはすぐに意気投合して、その日のうちに最高の家族になったそうです♪

こうしてステーキの長い旅は無事に終わりを迎えました。ステーキは旅の間中ずっと楽しそうに過ごしていて、一緒に旅したトリオの中で一番クールで落ち着いていたそうです(*´ω`*)
出典:acatnamedsteakiheartcats

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