今年の初め、カナダのトロントに住む男性が、どこからか聞こえてくる子猫の鳴き声に気づきました。男性は子猫のことが気になったため調査に向かうと、怪しい袋を見つけました。そして男性が袋の中を覗くと、大きな声でお母さんを呼ぶ白黒の子猫と、2匹の兄弟の姿を発見したのです。
男性は子猫達を保護すると、娘に助けを求めました。男性の娘は友人と一緒に子猫の世話を始め、翌朝、子猫達を地元の保護施設へと連れて行きました。
出典:tania_b07
「もし白黒の子猫の叫び声がなかったら、子猫達が見つかることはなかったでしょう」と保護施設で養育ボランティアをしているタニアさんが言いました。
『チャーリー(白黒の子猫)』、『ノヴァ』、『スアレス』と名づけられた子猫達は、保護施設のスタッフ達のおかげで徐々に元気を取り戻していきました。子猫達の目は生後2週で開き始め、十分な力を得ると、よろめきながら歩き始めました。
「子猫達は非常に若かったため、すぐに人間に慣れて、とってもフレンドリーな性格になりました。子猫達は自分達が世話をしてもらっていることを知っているようでした。」
「私は3週齢になった子猫達を預かり、里子に出られるようになるまで養育することになりました。」
「子猫達は私に寄り添いながら3匹で遊ぶのが大好きです。子猫達はいつも幸せそうで、健康的で、元気いっぱいに歩き回っています。」
その頃、子猫達を保護した男性の娘で、保護施設に子猫達を送り届けた女性は、子猫達のことが忘れられず、SNSで子猫達の成長を見守っていました。女性は子猫達がすくすくと成長していて、膝好きでイタズラ好きの子猫になったことをとても嬉しく思っていました。
子猫達はタニアさんの温かい膝の上が大好きで、いつも膝の上で丸くなりながら、大きな音で喉をゴロゴロと鳴らしていました。
「特にスアレスは食後に私の膝の上で休むのが大好きで、ヘソ天姿で私の顔をじっと見つめてきます。」
ノヴァは大人しい性格で、タニアさんに抱っこしてもらうのが大好きでした。またチャーリーはいつもタニアさんのことをギュッと抱きしめて、いつまでもハグを楽しんでいました。
その後、子猫達が十分な大きさになると、すぐに素敵な家を見つけました。スアレスは生涯の家で茶トラ猫の『レオ』に出会い、すぐに兄弟のように仲良くなりました。
そしてチャーリーとノヴァの元には、保護施設に子猫達を送り届けた女性とその友人が戻ってきました。ルームメイトの二人はそれぞれチャーリーとノヴァを引き取り、同じ家で生活することになりました。
この家には元々先住猫の『ミロ』が住んでいて、ミロがノヴァの新しいお兄さんになりました。ミロはすぐにノヴァをキャットツリーに案内して、一緒の時間を過ごし始めました。またチャーリーもすぐに新しい家に馴染んで、家の中の王様になりました。
チャーリーとノヴァは今までと同じように、毎日一緒に元気いっぱいに遊んでいます。さらにそこにミロも加わって、みんなで賑やかな時間を過ごしているそうです。
子猫達は飛躍的に成長し、安全な家の中で幸せいっぱいに過ごしています。そしてエネルギーが切れると温かい膝の上に乗って、まったりとした時間を楽しみ始めるのです。
これからも3匹は大好きな里親さんや同居猫と一緒に、幸せに満ちた最高の日々を送っていくことでしょう(*´ω`*)
出典:tania_b07/lovemeow