ある日、ニューヨークのゴミ収集作業員が仕事をしていると、駐車場に置かれていた古い車の中から猫の鳴き声が聞こえてきました。作業員が声のする方に向かうと、車の中に猫の親子がいることが分かりました。
親子が見つかったのは、車がレッカー移動される直前のことでした。作業員はすぐに保護施設『リトル・ワンダラーズNYC』に連絡をして、親子を安全な場所へと連れて行きました。
その後、動物病院で診察と治療を受けた親子は、安全な養育主さんの家で新しい生活を始めました。
親子の養育を引き受けたステイシーさんは、親子のために快適な部屋を作りました。そのおかげで『ラベル』と名づけられた母猫は、すぐに新しい環境に落ち着いて、空腹の子猫達の世話を始めることができました。
ラベルは子猫達がミルクを飲んでいる間中ずっと、満足そうに喉を鳴らし続けていたそうです。
ラベルは子猫達を安全に育てられる場所に来られて、とても喜びを感じているようでした。ラベルは子育ての休憩時間になると、いつもステイシーさんのところに向かって、幸せそうに寄り添いながら眠りにつくそうです。
「ラベルは自分の子供達が路上から保護されて、安全で暖かい場所にいられることに喜びを感じています。彼女はとても甘い猫で、素晴らしいお母さんです」とステイシーさんが言いました。
その後、ラベルが十分にミルクを作り出せていないことに気づいたステイシーさんは、毎回子猫達のお腹が満たされているかを確認し、足りていない場合は哺乳瓶でミルクを飲ませてあげました。
ラベルは子育てを手伝ってくれるステイシーさんにとても感謝しているようで、毎日たくさん話しかけてきました。「私が猫部屋に入るたびに、ラベルが私を出迎えてくれました。彼女は私に挨拶をして、撫でて欲しそうにおねだりをしてきます。彼女はとってもお話し好きで、いつもゴロゴロと喉を鳴らしています。」
「私が部屋で作業をしていると、いつもラベルが私の隣に座ってきます。彼女は一日に何度も私のそばに来て、夜も一緒に眠るようになりました。」
そして数週間後、ラベルにたくさんの愛情を注がれた子猫達は、里子に出られるくらいまでに成長しました。
幸いなことに子猫達の前にはすぐに里親さんが現れて、2匹ずつのペアになって新しい家へと旅立っていったそうです。
一方、無事に子育てを終えたラベルも、生涯の家族に出会えるのを辛抱強く待っていました。
そしてそれから数週間後、ついにラベルは夢を実現させました。ラベルは温かい家族の元へと旅立って行き、再び子猫のように家の中で遊び始めたそうです。
こうして子猫達と共に保護されたラベルは、ステイシーさんと一緒に子育てをして、新しい生活を始めることができました。これからもラベルは迎えてくれた家族のそばに寄り添いながら、幸せな毎日を送っていくことでしょう(*´ω`*)
出典:purr_orities/lovemeow