人生に、もふもふを。

寒さの中、助けが来るまで温め合っていた子猫達。優しい家族の元で大きな幸せを感じながら、いつまでも寄り添い続ける

0

ある日、ニューヨークのブルックリンの路上で、寄り添いながら寒さに耐えている2匹の子猫が見つかりました。子猫達を発見した家族はすぐに、保護施設『インフィニット・ホープ・アニマル・レスキュー』に助けを求めました。

子猫達はとても臆病で、固まったままその場所から動こうとしませんでした。現場に駆けつけたスタッフ達は子猫達の近くに捕獲器を設置して、無事に子猫達を保護することに成功しました。

「子猫達を捕まえた後、子猫達の顔が他の子猫とは少し違っていることに気づきました。子猫達を検査した獣医さんは、子猫達にダウン症のような遺伝子疾患があると言ってきました」とスタッフが言いました。

のちに『オージー』と名づけられた茶トラの子猫は眼瞼内反症(がんけんないはんしょう。まぶたが目の中に巻き込まれる病気)を抱えていました。オージーはとても内気で、常に安心を求めて姉の『カリオペ』にしがみついていました。

その後、オージーは痛みと感染症を抑えるために目の手術を受け、養育主さんの元で元気を取り戻しました。その間もずっとカリオペがオージーに寄り添い続け、決してそばを離れることはありませんでした。

ちょうどその頃、ミシェル・パーソンさんがネット上でオージーとカリオペの写真を目にしました。ミシェルさんは10年間一緒だった愛猫の『バトンズ』を失ったばかりで、別の猫を家族に迎える準備ができていませんでした。しかし、子猫達の姿を見たミシェルさんは、その日から子猫達のことが頭から離れなくなったのです。

数週間後、ミシェルさんは再びWEBサイトを見て、まだ子猫達が家を探していることに驚きました。そしてミシェルさんは子猫達にオージーとカリオペと名づけて、家族に迎えることを決意したのです。

「私は子猫達に名前をつけたので、家族に迎えるための努力をしなければならないと考えました。私は子猫達の疾患について調べ、子猫達と同じ状態の猫が素晴らしい生活を送っていることを知りました」とミシェルさんが言いました。

ミシェルさんと家族は子猫達のこれまでの話を読んで、子猫達の間に深い絆があることを知り、さらに子猫達への想いを強くしました。「私達はふたりに安心できる家を与えたいと思い、里親になるための申請書を送りました。それは私達がこれまでにしてきた中で最良の選択になりました。」

1週間後、家族はオージーとカリオペを自宅に迎え入れました。ふたりは新しい環境に戸惑って、すぐにベッドの下に隠れてしまったそうです。

「しばらくするとふたりは物陰から出てきて、私達と一緒に多くの時間を過ごすようになりました。ふたりはお互いから離れることなく、どちらか一方が部屋を移動すると、もう一方が必ずその後に続きました。」

それから数ヶ月でふたりは完全に開花しました。ふたりは自分の殻から出てきて、家の中を自由に歩き回るようになったのです。

オージーは以前のような臆病な子猫ではなくなり、いつも自信に満ちた好奇心旺盛な猫になりました。

ふたりはいつも一緒に家の中を駆け回り、遊び疲れると窓辺に座って、外の景色を楽しんでいるそうです。

「ふたりはオモチャで遊ぶのが好きで、いつも高いところから家の様子を監視しています。そして鳥のさえずりを聴きながら、気持ち良さそうに日向ぼっこしています。」

先住犬の『デクスター』もすぐにふたりのことが気に入って、毎日同じベッドを共有するようになりました。

「ふたりはデクスターのことをいつも困らせています。ふたりはデクスターと遊ぶのが大好きで、いつもデクスターを遊びに誘っています。」

「またオージーはスポンジを盗むのが好きで、カリオペはまるで私達の内面を見透かしているかのように、細い目で私達を見つめるのが好きです。」

カリオペはいつもオージーのお姉さんで、常にオージーの顔が汚れていないかを確認しています。そしてオージーがハグを必要としている時は、いつまでもそばに寄り添い続けているそうです。

そんな仲良しなふたりの姿を見ながら、家族はいつも幸せな気持ちに包まれているそうです。

「私達にはふたりの存在が必要で、ふたりがこの家に来てくれたことにとても感謝しています。ふたりは本当に仲が良く、これまでにふたりのハグやキスを見なかった日は1日もありません」とミシェルさんが嬉しそうに話してくれました。

こうして路上で発見されたオージーとカリオペは、優しい家族のおかげで新しい生活を始めることができました。これからもふたりはお互いに愛情を注ぎ合いながら、幸せいっぱいの毎日を送っていくことでしょう(*´ω`*)
出典:theparsonspetslovemeow

この猫の記事を友達にシェアしよう