ある日、アン・ミラーさんが家を必要としている1匹の子猫を路上から助け出しました。『ハミー』と名づけられた子猫はとても弱々しく、ミラーさんに抱っこされるまで、車の中でずっと鳴き続けていたそうです。
ハミーは温かい愛情を望んでいて、いつも誰かの気を引こうとしてきました。最初の数日間、ミラーさんにずっとハミーを抱きしめながら、先住猫の『ショートケーキ』と『スティンキー』がハミーの匂いに慣れるのを待ちました。
しかし、ハミーの方は先住猫達が慣れるまで待つことができませんでした。
ハミーはまだ先住猫達が自分を受け入れていないにもかかわらず、自ら先住猫達に近づいていきました。ハミーの周りにはたくさんのオモチャが用意されていましたが、ハミーが望んでいたのは猫の友達と遊ぶことだったのです。
特にハミーはショートケーキのことが気に入ったようで、家のいたるところでショートケーキの後を追い始めました。
「ハミーは友達になろうとし続けましたが、ショートケーキはまだその準備ができていないようでした」とミラーさんが言いました。
最初は友達になることを拒まれたハミーでしたが、決して諦めることはありませんでした。
ショートケーキが毛布の下に隠れた時も、ハミーはショートケーキが出てくるのをじっと待っていました。そしてショートケーキがソファーでくつろいでいる時も、ハミーはショートケーキを抱きしめようと腕に巻きつきました。
ハミーはその後も猛アプローチを続けました。そしてついにその瞬間がやって来たのです!
「ショートケーキは25日後にハミーのことを受け入れました。ショートケーキはたとえハミーにもみくちゃにされても、逃げたりすることはなくなりました。」
その日以降、ふたりの絆は急速に深まっていきました。
ショートケーキはハミーと一緒にオモチャで遊び、ご飯の食べ方を教えました。
また、この頃にはスティンキーもすっかりハミーのことを受け入れていて、一緒に過ごすようになっていました。ハミーは先住猫達と一緒にいる時間が一番幸せで、愛らしい姿をたくさん見せてくれているそうです。
ショートケーキはハミーにどんなにイタズラされても気にすることなく、まるでお姉さんのようにハミーのことを見守っています。
そんなショートケーキの元ですくすくと成長したハミーは、あっという間に大きくなりました。でも決してショートケーキとの関係が変わることはありません。
ハミーはいつもショートケーキのことを尊敬していて、ショートケーキはいつもハミーのことを誇りに思っているのです。
こうしてハミーは猛アプローチの末に、ショートケーキと深い絆を結びました。ふたりはこれからもお互いに愛情を注ぎ合いながら、いつまでも幸せな毎日を送っていくことでしょう(*´ω`*)
出典:shortcake_the_cat/lovemeow