『ジョーダン』は人間のお母さんのロスさんに、プレゼントを渡すのが大好きな猫です。ジョーダンは夜な夜な探索に出かけ、いつもお母さんにあげるものを持ち帰ってきます。それはジョーダンのルーティーンになっていて、時には生きたヘビを持ち帰って、お母さんを驚かせることもありました。ジョーダンはお母さんのことが大好きで、自分なりのやり方で感謝の気持ちを伝えようとしているのです。
そして今年の1月、ロスさんは自宅の庭に見たことのない靴が出現し始めたことに気づきました。ロスさんは最初、靴について深く考えていなかったため、それがジョーダンからの贈り物だと気づくまで、靴を処分してしまっていました。
ペンシルベニア州アルトゥーナに住むジョーダンは、いつも自宅の近くを歩き回って、近所の人達が外に残している靴を探し、お母さんにプレゼントするために持ち帰っていたのです。ジョーダンは一晩に1〜3足の靴をどこからか持ち帰ってきました。一度に片方しか運べない時は、元のところに再び戻って、もう片方の靴を咥えてくるそうです。
「私達の家には、これまでに80足ほどの靴が運ばれてきました。また靴の他にも野球のミット、膝や肘のパッド、音の出るオモチャ、そして水着が置いてあることもありました!」とロスさんが言いました。
ロスさんは夜の冒険に興味津々のジョーダンにGPSトラッカーをつけて、屋外用のカメラを購入して、ジョーダンの様子が確認できるようにしました。
こちらが誇らしげにプレゼントを運んでくるジョーダンの姿です。
ロスさんは自分の物ではない膨大なコレクションの持ち主を探すために、ジョーダンのFacebookグループを作成しました。
「私達はこれまでに靴の持ち主を1人見つけました。彼女は6足の靴をジョーダンにとられていて、それが猫がやったことだと分かるととても驚いていました。彼女は靴が無くなった時、子供達がどこかに置き忘れたのではないかと思ったそうです。」
きっとロスさんの家にはこれからも近所の人達が訪ねてくることでしょう。そして無くした靴を無事に見つけて、自宅へと持ち帰ることでしょう。
もし自分の靴も知らないうちに無くなったという方がいましたら、もしかすると愛情深い猫さんが、誰かにプレゼントするために持っていってしまったのかもしれませんね(*´ω`*)
出典:Bj Ross/thedodo