人生に、もふもふを。

迷子の子猫のお兄さん代わりになった保護子猫。どんな時も弟のそばから離れることなく、寄り添いながら優しく守り続ける

0

ある日、保護施設にキャリーが運ばれてきました。キャリーを受け取ったスタッフ達は、運んできた人達に「中に子猫がいる」と伝えられました。スタッフ達はすぐに子猫達を育てることのできる養育ボランティアを探し、キャリーの中をしっかりと確認しました。するとタオルの下にもう1匹の子猫が隠れていることに気づいたのです。

その後、保護施設『スパークル・キャット・レスキュー』で養育ボランティアをしているサラ・ケリーさんが子猫を引き取りにやって来ました。「スタッフ達は長い間、子猫が2匹いることに気づきませんでした。子猫達は年齢が違っていますが、非常に絆が深く、お互いに依存し合っています。子猫達がどのようにして一緒になったのかは誰にも分かりません。」

『バーンズ』と名付けられた若い子猫は生後2〜3週ほどで、『ノーブル』と名付けられたもう1匹の子猫の半分ほどの大きさでした。バーンズはノーブルのことが大好きで、いつも快適さを求めてノーブルのフワフワの身体に寄り添っていました。

サラさんの家にやって来てから数日間、ふたりは常にお互いのそばにいて、片時も離れようとはしませんでした。ふたりが室内生活に慣れるまでの間、バーンズはノーブルの影のように隣に寄り添い続け、ノーブルはまるで盾のようにバーンズのことを守り続けたのです。

バーンズは消化器系に問題を抱えていましたが、ノーブルが常にバーンズを慰めて、たくさんの愛情を注ぎ続けました。

そんなノーブルの助けを借りながら、バーンズは病気と戦い、徐々に身体を大きくしていきました。そしてバーンズが十分に成長した時、サラさん達は子猫達を同じ里親さんの家に行かせることに決めたのです。

その後、遠い街に住むミシェルさんが保護施設のSNSで子猫達のことを知り、子猫達に興味を持ちました。ミシェルさんは夫と一緒に長い距離を車で移動し、子猫達に出会うとすぐに恋に落ちました。

子猫達はずっとミシェルさんと一緒に暮らしていたかのように、ミシェルさんの腕の中で丸くなりました。さらにバーンズは新しいお父さんの肩に登って、嬉しそうに眠り始めたのです。

その日のうちに新しい家へと向かった子猫達は、『トビアス』と『カレブ』に名前を変えて、家の王様になりました。

「ミシェルさんは子猫達のお母さんになりました。彼女はトビアスが必要としている全てのケアを忍耐強く続け、常にトビアスのことを支えてくれました」とサラさんが言いました。

「子猫達は新しい家でも常に一緒に行動しています。ミシェルさんのおかげでトビアスは完全に身体を回復させて、幸せな毎日を送っています。」

「私達はトビアスとカレブが最高の両親に出会い、一緒に暮らし始めたことに心から喜びを感じています。」

子猫達はその後も確実に成長を続け、トビアスは立派なトラ猫になりました。そしてトビアスをいつもそばで見守ってきたカレブは、さらに毛がフサフサの子猫へと成長したのです。

そして、ふたりが保護されてから約1年が経ちました。トビアスは体重を5.4kgに増やし、カレブと一緒に何不自由ない生活を送っているそうです。

これからも深い絆で結ばれたふたりは、お互いに愛情を注ぎ合いながら、いつまでも幸せいっぱいの毎日を送っていくことでしょう(*´ω`*)
出典:babybarnes_n_mightynoblelovemeow

この猫の記事を友達にシェアしよう