先週の早朝のこと、地質学者のトニーさんがペンシルベニアの現場で作業をしていると、予想外の訪問客がやって来ました。
「私が小さな鳴き声に気づいて振り返ると、駐車場に座っている1匹の子猫を見つけました。その後、彼がすぐに私のところに走ってきたため、私も一緒に走り出して、そのままふたりで競争をしました」とトニーさんは言いました。
子猫はトニーさんの足にしがみつくと、一気に肩の上まで登ってきて、鼻を擦りつけてきました。そしてトニーさんに抱きかかえられると、幸せそうに眠り始めたそうです。
ふたりが出会ったのは周りに農地が広がる場所で、子猫は自分の家を持っていませんでした。
出典:Tony (lovemeow)
トニーさんは仲良くなった子猫を保護すると、一番近いお店で子猫用のトイレと食べ物を手に入れました。「私は子猫を自分の研究室にコッソリと連れて行きました。すると彼はすぐに予備の椅子の上で眠り始めました。彼の愛らしい姿は私の心を完全に盗みました。」
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その後、トニーさんは子猫に『スパッド』と名づけました。
「スパッドは私達が初めてのフィールドを掘る時に使う道具の名前です。彼は発掘作業を手伝うためにワークキャンプにいたので、この名前がピッタリだと思いました。」
スパッドはトニーさんと一緒にいられるのが嬉しくて、いつもヒゲの下で気持ち良さそうに眠っているそうです。
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またスパッドはワークキャンプで働く人達ともすぐに仲良くなって、次々とみんなの心をとりこにしていったそうです。
トニーさんは引き続き現場での作業があったため、数日間スパッドと一緒にワークキャンプで過ごすことになりました。「私が研究室を出ると、スパッドはいつも私のことを探し回ります。そして私が戻ってくるとすぐに飛びついてきて、腕の中で眠り始めます。」
トニーさんはスパッドのために椅子に毛布を敷いて、シャツと枕で簡易的なベッドを作りました。トニーさんは毎回スパッドをベッドで寝かしつけてから、自分の仕事を続けるそうです。
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すっかりトニーさんから離れられなくなったスパッドは、起きている間中ずっとトニーさんの肩や膝の上に登って、楽しそうに過ごしているそうです。
「スパッドはまるで私の影のように、いつも私の後をついてきます。彼は食欲が旺盛で、毎日美味しそうにたくさんのご飯を食べています。」
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そしてトニーさんがニューヨークに帰る日が来ると、スパッドは現場に残る人達とお別れをしました。「最後の2時間を迎えると、みんながスパッドにさよならを言いにきました。それは私がここで過ごした時間の中で、一番胸の熱くなる時間でした。」
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その後、トニーさんの家に着いたスパッドは、お風呂に入って全身を綺麗にしました。スパッドはすぐに新しい家に落ち着いて、バードウォッチングができるお気に入りの場所を見つけたそうです♪
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こうして発掘現場でトニーさんと出会ったスパッドは、一瞬で親子の絆を結び、新しい人生をスタートさせました。スパッドはこれから大好きなトニーさんに寄り添いながら、幸せいっぱいの毎日を過ごしていくことでしょう(*´ω`*)
出典:Tony/lovemeow