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小屋の中で発見された、ちょっと変わった毛色の子猫達。成長するにつれて、徐々に毛の色が変化していく様子にビックリ!

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ある日、農家の敷地内にある牧草小屋で、4匹の子猫達が見つかりました。子猫達はみんな珍しい模様をしていたため、発見した家族はとても驚いたそうです。

家族は子猫達を保護すると、地元の保護施設へと連れて行きました。施設で子猫達を受け取ったスタッフ達はすぐに、子猫達が『フィーバーコート』で生まれたことに気づきました。

母猫が妊娠している時に高熱を出したり、重度のストレスがかかったりすると、子猫はフィーバーコートで生まれることがあります。この状態で生まれた子猫は、毛の色が一時的に灰色へと変わるのです。

幸いなことに保護された子猫達はみんなとても健康的でした。それは保護の直前まで母猫がそばにいて、しっかりと子猫達の世話をしていた証拠でした。スタッフ達は子猫達と母猫を再会させるために、子猫達が保護された場所の近くに捕獲器を設置しました。

するとそれから1日も経たないうちに、母猫を保護することに成功しました。母猫は非常に野生的で、上気道感染症を患っていました。

その後、猫の親子のことを知った養育ボランティアのデビーさんが、親子を育てることを申し出ました。

「子猫達はみんな身体の末端の温度が低いため、耳とシッポと足の色が胴体よりも黒くなっていました。子猫達の毛の色は最終的に黒へと変わります」とデビーさんが言いました。

「私がフィーバーコートの子猫を育てるのは14年ぶりです。保護された子猫達のうちの2匹が女の子で、2匹が男の子です。」

母猫は室内生活に慣れていなかったため、最初の日の夜はずっと物陰に隠れていました。しかし、2〜3日すると少しずつ落ち着いてきたようで、子猫達と一緒にベッドで過ごすようになりました。

一方の好奇心旺盛な子猫達は、誰かひとりがベッドの外に出ると、他の子猫もその後に続きました。そして、部屋中を興味深そうに歩き回って、様々な場所を探索しました。

親子はそれぞれ『フォクシー(母猫)』、『スウィフティー』、『アーティー』、『キット』、『フェン』と名づけられました。

日が経つにつれて子猫達はさらに活発になり、デビーさんのことが大好きになりました。子猫達はデビーさんが部屋に入ってきたことに気づくとすぐに、ベッドの中から出てくるようになりました。

そんな元気いっぱいの子猫達ですが、保護から1週間で随分と毛の色が黒くなりました。

育ち盛りの子猫達は驚くほどの勢いで成長していて、それぞれに愛らしい個性を持っています。

「子猫達は現在、家猫生活を楽しんでいます。幸いなことに子猫達の里親さんは既に決まっていて、十分に成長したら、正式に採用される予定になっています。」

「一方の母猫は避妊手術を受けて、ワクチン接種を行いました。その後、元の場所に戻された母猫は、子猫達のお父さんと思われる黒猫と再会しました。ふたりは現在、子猫達を発見した家族に世話をされていて、自由に牧草小屋に行くこともできます。」

「4匹の子猫達はいつも愛らしい姿を見せてくれています。フェンはとっても冒険好きで、いつも大きな音で喉を鳴らしています。アーティーは4匹の中で一番大きな身体をしていて、私の膝の上を登ったり降りたりするのが大好きです。」

「一番小さなキットは魅力的な丸顔と大きな丸い目を持っていて、スウィフティーは滑らかな光沢のある毛を持っています。」

そんな4匹の子猫達の元に、保護されたばかりの三毛子猫の『ルル』がやって来ました。

「4匹は新しい環境を怖がっているルルを温かく迎え入れてくれました。4匹はみんな愛情いっぱいの子猫です」とデビーさんが嬉しそうに話してくれました。

そして保護から数週間後、4匹の全身の毛は随分と黒くなりました。子猫達はみんな室内生活を楽しんでいて、いつも一緒に部屋中を元気いっぱいに駆け回っているそうです♪

こうしてフィーバーコートで生まれた子猫達は、安全な家の中で大きな変化を遂げました。子猫達はこれからもたくさんの愛情を感じながら、いつまでも幸せいっぱいに過ごしていくことでしょう(*´ω`*)
出典:fosterkittyslovemeow

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