ある町の自動車廃品置き場に野良猫のコロニーがありました。そこには11匹の猫が暮らしていたのですが、1匹だけ明らかに体調が悪く、とても痩せ細った子猫がいました。
近くに住む夫婦は衰弱した子猫のことを可哀想に思い、保護することにしました。夫婦は毛布を敷いたダンボール箱を用意すると、子猫を保護して自宅へと連れて帰りました。
子猫は全身が油まみれになっていました。また、子猫の耳の中には乾燥した油が入っていたそうです。「私達は子猫をお風呂に入れました。2回目の入浴で子猫の身体はすっかり綺麗になり、フワフワの毛が蘇りました」と夫婦は言いました。
「子猫の目はしばらく閉じられていたため、とても光に敏感になっていました。でも今は完全に見るようになりました。」
夫婦は子猫を温めるためにセーターで包み、一晩中抱きしめ続けました。すると子猫の方から夫婦の腕に寄り添ってきて、嬉しそうに喉を鳴らし始めたのです。その愛らしい姿に夫婦は幸せを感じました。
夫婦は子猫に『ルル』と名づけ、正式に家族に迎えることにしました。
「私達は25歳の愛猫を失って以来、今まで猫と暮らすことはありませんでした。私達はルルに暖かい家が必要だと感じ、家族に迎えることにしました。彼女はひどい栄養失調で、油に覆われ、目を開くことができませんでした。彼女は愛情を注いでくれる誰かを必要としていました。」
優しい夫婦のことが大好きになったルルは、いつも夫婦の目の前に現れて、ハグをされるのを待っているそうです。
また、ルルが夫婦に抱きついていない時は、代わりに洗濯物に抱きついて、その柔らかさに満足しているそうです♪
どうやらルルは保護直後のハグが忘れられなくて、すっかりハグ好きの子猫になったようです(*´ω`*)
こうして廃品置き場でボロボロの状態だったルルは、夫婦の優しさで大きく変わることができました。
ルルの姿を見ていると、人間の愛情がどれだけ猫達に影響を与えるかがよく分かりますね。すっかり元気を取り戻したルルは、これからも大好きな夫婦のことをギュッと抱きしめながら、幸せな日々を送っていくことでしょう♪
出典:cassied21/lovemeow