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目が不自由だったため、置き去りにされてしまった子猫。優しい里親さんに見せた、幸せいっぱいの姿に胸が熱くなる

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ある日、ニュージーランドにある保護施設の玄関先に、見慣れないダンボール箱が置かれていました。すぐに施設のスタッフが中を確認すると、そこには幼い子猫が入っていたのです。

その後、地元の動物病院が子猫を預かり、里親さんが見つかるまで子猫を育てることになりました。子猫の目はX-MENの登場人物に似ていたため、『ストーム』と名づけられたそうです。

ストームが保護されてすぐに、トレイシーさんと夫のデレクさんが動物病院のFacebookページでストームを見つけました。「私達はすぐにストームに恋をしました。私達は彼女の目が見えていないように感じたため、特別な世話が必要だろうと思いました。でも私達はそのことが全く気になりませんでした。私達は彼女に会うためにすぐに動物病院へと向かいました」とトレイシーさんが言いました。

夫婦が実際にストームに会った時、ストームの身体がとても小さいことに驚きました。「私達がストームを迎えた時、彼女は手の平くらいの大きさでした。彼女は角膜内皮細胞の変質のため、視界が常にぼやけていて、僅かな光しか感じることができませんでした。」

夫婦が獣医さんにストームの年齢を聞くと、生後3ヶ月だと教えてくれました。しかし、ストームは病気で成長が妨げられていたため、体重が900gしかなかったそうです。

夫婦の家で暮らし始めたストームは、すぐに新しい環境に順応しました。ストームは家の中をひとりで歩き回り、いつもトレイシーさんの後を追って、気を引いてくるそうです。

ストームはほとんど見ることができませんが、他の感覚を使って完全に視覚を補っています。

「ストームは全ての匂いを嗅ぎます。彼女の行動を注意深く見ていると、頭を色々な方向に動かして動くものを追跡しています。」

「ストームは人の温もりが好きで、同居猫とも楽しそうに接しています。彼女はとても愛らしい猫で、スカーフのように首に巻きつくのが大好きです。」

ストームは新しい家で3匹の姉猫に出会いました。猫達はお互いのことを追いかけるのが好きで、いつも一緒にイタズラをしているそうです。

すっかり家猫生活に慣れたストームは、愛らしい姿で夫婦にたくさんのおねだりしてきました。夫婦はその姿に抵抗することができなくて、いつもストームのことを甘やかしているそうです。

「私達がソファーに座っていると、ストームが背もたれを歩いてきて、私達の肩の上に登ってきます。そして私達の首に寄り添って、幸せそうに眠り始めます。」

またストームは信じられないほどの嗅覚を持っていて、いつも食卓にご飯が並べられると、一番早く姿を現すそうです。

甘えん坊のストームは常に誰かの注意を引こうとしてきます。トレイシーさんが周りにいない時はデレクさんに近づいて行き、ハグを求めてくるそうです。

そしてストームが家に来てから9ヶ月が経ちました。ストームはこの期間に体重を450g増やしました。ストームは非常に小さな身体をしていますが、とっても力強くなったそうです。

ストームは1.3kgほどの体重しかありませんが、毎日を元気いっぱいに過ごしています。ストームは優しい夫婦の愛情で、何不自由ない生活を送っているのです。

こうして保護施設の前で発見されたストームは、温かい暮らしの中に大きな幸せを見つけました。ストームの目はほとんど見えず、身体も小さなままですが、自分が他の猫と違うとは全く思っていないのです。これからもストームは夫婦や同居猫達に見守られながら、幸せな毎日を送っていくことでしょう。
出典:supercatstormlovemeow

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