独りぼっちだった子猫の『フリト』は生後1〜2日の時に保護されて、地元の保護施設『サンノゼ動物保護センター』へと連れて来られました。その後、フリトは新しい兄弟と出会い、人生が大きく変わり始めたのです。
保護施設でフリトを受け取ったスタッフのトラム・ブイさんは、自分が運営する保護団体『ミニ・キャット・タウン』の養育ボランティアに連絡をして、フリトを受け入れてくれる人を探し始めました。そして、幼い子猫を専門に預かるローラ・マローンさんが、フリトの世話を引き受けてくれることになったのです。
「ちょうどその時、私の家には子猫を受け入れるためのスペースがありました。幼い子猫の世話は大変なこともありますが、私は人工哺乳でフリトの養育を始めました」とローラさんは言いました。
ローラさんはフリトを自宅に連れて帰り、2時間おきにミルクを飲ませ続けました。
それからしばらくの間、ローラさんがほとんど眠らずに世話を続けると、フリトは日に日に成長し、好奇心が増していきました。しかし、兄弟がいなかったフリトは、いつも少し寂しそうにしていたそうです。
フリトは常に誰かと一緒にいたくて、ローラさんが部屋を出ようとすると、大きな声で鳴き始めました。
ローラさんはフリトに友達が必要だと感じ、自宅で養育していた年上の子猫達を紹介することにしました。
「フリトは自分と同じ年齢達の子猫よりも早く、たくさんの遊び時間を望むようになりました。彼と同じ年齢の子猫達はまだ準備が整っていなかったため、私は彼よりも少し年上の子猫達を会わせてみることにしました。」
「私は最初、年上の子猫達が荒く接し過ぎるのではないかと心配しました。しかし、子猫達はフリトにとても優しく接し、彼のことをすぐに受け入れてくれました。」
「フリトは生後4週で、ラルフとバーバリーは生後8週です。特にラルフはフリトのことが大好きで、いつも彼のことを毛づくろいしています。」
年下のフリトはまだ新しい兄弟よりも小さな身体をしていますが、いつも兄弟から様々なことを学び、兄弟のマネしながら元気いっぱいに遊んでいるそうです。
「ラルフとバーバリーはフリトが小さいことを理解しているようで、いつも彼のそばで過ごしています。一方のフリトは兄弟を観察するのが大好きで、何でもマネしようとしています。」
ラルフはフリトのことを常に気遣っていて、フリトが保育器の中で休んでいると、いつも保育器の外でフリトのことを守っているそうです。
そんな優しい兄弟に見守られながら、フリトは毎日進歩を続けています。
フリトは時々ローラさんの膝の上で兄弟の様子を興味津々に見つめながら、楽しい時間を過ごしているそうです♪
こうして独りぼっちで保護されたフリトは、新しい家で素敵な兄弟に出会うことができました。ローラさんや兄弟に見守られながら成長を続けているフリトは、毎日に大きな幸せを感じていて、いつも家の中で元気いっぱいに遊び回っているそうです♪
出典:fosterkittyfamily/lovemeow