人生に、もふもふを。

友達を必要としていた独りぼっちの保護子猫。同じ境遇の子猫と出会った途端に仲良くなって、お互いに離れられない存在に

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ある日、動物病院『ノヴァ・キャット・クリニック』に治療が必要な保護子猫が運ばれてきました。

子猫は元々、地元の保護団体によって看病されていたのですが、スタッフ達の努力にもかかわらず子猫の状態は改善しませんでした。そこでスタッフ達は子猫の命を助けるために、ノヴァ・キャット・クリニックへと連れて行ったのです。

獣医のエレンさんは子猫の容態を確認すると、自宅に連れて帰ることに決めました。子猫はそこで病気の治療を行い、何とか命をつなぐことができました。

子猫の体重は僅か71gで非常に痩せ細っていましたが、決して命を諦めることはありませんでした。子猫は栄養のある食べ物と暖かいベッド、そしてエレンさんと先住猫のベニーの愛情で、徐々に元気を取り戻していったのです。

エレンさんは子猫に『アドラベル』と名づけました。アドラベルはとてもハグ好きの子猫で、治療中もたくさんのハグを求めてきたそうです。

日が経つにつれて身体がどんどん大きくなっていったアドラベルですが、独りぼっちになりたくなくて、いつも寄り添うことのできる誰かを探していました。そのためエレンさんが近くにいない時は、いつも先住猫に寄り添っていたそうです。

エレンさんはアドラベルがもっと社会化するためには、友達が必要なことを知っていました。そこでエレンさんはアドラベルの友達を探すことに決めたのです。

そして数週間後、『トリバー・グロート』という名前の子猫がエレンさんの家にやって来ました。トリバーもアドラベルと同じように、友達を必要としていました。

トリバーと挨拶を交わしたアドラベルは、すぐにトリバーのことを受け入れました。そして2日も経たないうちに、2匹はいつも一緒にいるようになり、お互いに寄り添い合うようになったのです。

それ以来、2匹は完全に分離不可能な存在になりました。アドラベルがいるところには必ずトリバーがいて、トリバーがいるところには必ずアドラベルがいました。

2匹は常に依存し合っていて、快適さと愛情を求めて、いつもお互いのことを追いかけ合っていました。

それから数週間後、2匹の元にもう1匹の子猫がやって来ました。2匹はすぐに子猫のことを抱きしめて、一緒に遊び始めたそうです。まるで2匹は子猫が何を必要としているのかを知っているようでした。

その後も2匹の関係が変わることはありませんでした。アドラベルがキャリーに忍び込んだ時もすぐにトリバーがやって来て、寄り添いながら昼寝を始めたそうです♪

その後も一緒に成長を続けた2匹は、5月に同じ里親さんに引き取られることが決まりました!

驚くほどの深い絆で結ばれた2匹は、これから先もずっと一緒です。きっと新しい家に行ってからも、同じ時間を過ごしながら幸せな毎日を送っていくことでしょう♪

現在、2匹はエレンさんの家で愛情いっぱいの生活を送っています。2匹はいつも幸せそうに喉を鳴らしながら、愛らしい姿でピッタリと寄り添い合っているそうです♪
出典:thecatlvtlovemeow

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