3月上旬、ラスベガスで猫の保護活動を行うニッキ・マルティネスさんが、助けを必要としている子猫の姉妹についての連絡を受けました。
生まれたばかりの子猫達は、学校の敷地内で見つかりました。子猫達のそばには母猫の姿が無かったため、職員の女性は子猫達を自宅に連れて帰ることにしました。
その後、女性の家に着いた子猫達は、お互いのことを守るかのように、ずっと寄り添い合っていたそうです。
その日の夜、女性は2時間ごとに子猫達にご飯を食べさせ続けました。そして子猫達が生き残るためには、さらに多くの助けが必要なことが分かり、ニッキさんの元へと連絡をしたのです。
保護の翌日、ニッキさんは子猫達を迎えに行き、母猫を見つけるために学校の敷地内に捕獲器を設置しました。また、幼い子猫達に『ポンチ(黒猫)』と『ジョン(グレー)』と名前をつけました。
ニッキさんはすぐに身体の小さなポンチが、食べることに苦労していることが分かりました。ジョンの方はとても食欲が旺盛でしたが、ポンチはご飯を食べることができなかったため、ニッキさんはチューブを使って栄養補給を始めました。
「私達は食べることのできない子猫に、チューブでご飯を食べさせる方法を獣医さんから教わっていました。ポンチは他の方法ではご飯を食べることができませんでしたが、チューブを使う方法でお腹を満たすことができました」とニッキさんは言いました。
保護された時のポンチはジョンよりも50gも体重が少ない状態でしたが、ニッキさんのおかげで着実に体重を増やし始めました。
子猫達が保護された後、この辺りでは数日間にわたって雨が降り続きました。「もしあの時、子猫達が保護されていなかったら、子猫達は生き残ることができなかったことでしょう。」
ニッキさんは子猫達の養育をしながら、母猫も探し続けました。
「私は今も子猫達が見つかった場所に捕獲器を設置していて、毎日チェックを続けています。私はそこで3匹の猫を捕まえましたが、その猫達は既に去勢や避妊手術が終わっていたため、子猫達のお母さんではありませんでした。」
「幸いなことにポンチもジョンも日に日に大きくなっています。私は少し寝不足気味ですが、子猫達のことを考えると自然と力が湧いてきます。」
「子猫達は少しだけ成長が遅れていますが、自分達のペースで確実に成長を続けています。子猫達はとても健康的で、毎日一緒に楽しそうに遊んでいます。私は元気な子猫達の姿を見ながら、いつも喜びに包まれています。」
子猫達が大きくなるにつれて、さらに好奇心が増していき、冒険好きになりました。子猫達はニッキさんのことが大好きで、いつも愛らしい姿で膝の上を歩き回ったり、抱っこを要求してきたりするそうです。
「春はたくさんの子猫が生まれるシーズンで、地元の保護施設も迷子の子猫達でいっぱいになります。私は1匹でも多くの猫が幸せになれるように、これからも活動を続けていこうと思います。」
子猫達はその後もすくすくと成長し、7週齢を迎えました。子猫達は哺乳瓶を卒業し、容器からひとりでご飯を食べて、食後には可愛い仕草で顔をキレイにしているそうです。
また甘えん坊のポンチはいつもジョンの後を追いかけて、陽だまりの中で幸せいっぱいに過ごしているそうです♪
こうして生まれてすぐに保護された子猫達は、ニッキさん達のおかげで大きく成長することができました。子猫達はこれからも室内での暮らしを楽しみながら、いつまでも幸せな毎日を送っていくことでしょう(*´ω`*)
出典:myfosterkittens/lovemeow