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生後2ヶ月の子猫の大きさで成長が止まった猫。助けてくれた人達に温かい愛情を見つけ、幸せいっぱいに喉を鳴らし続ける

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ある日、保護団体『ヤング・ウィリアムズ・アニマル・センター』のスタッフ達が、猫の世話が行き届いていない家から、たくさんの猫達を助け出しました。そして、スタッフ達は保護した猫達の中に、明らかに身体の小さな猫がいることに気づきました。

スタッフ達は障がいのある猫を専門にしている保護施設『ザ・オッド・キャット・サンクチュアリ』へと連絡をしました。

猫は生後約11ヶ月でしたが、体重は僅か900gで、生後2ヶ月の子猫ほどの大きさしかありませんでした。

「彼女は猫を多頭飼いしている家で生まれました。救助された猫の中で彼女だけが小さな身体をしていました。彼女の歯は全てが永久歯に生え変わっていて、ほぼ成猫になっていることが分かりました」と保護施設のタラ・ケイさんは言いました。

先週の土曜日、猫は長い距離を移動してタラさんの保護施設へとやって来ました。猫は到着するとすぐに愛らしい音で喉を鳴らし始めたそうです。「私が最初に彼女に会った時、彼女は抱っこを要求してきました。どうやら彼女はここが安全な場所だということを知っているようでした。」

タラさんは猫に『テネシー』と名づけました。テネシーは居心地の良い空間に満足しているようで、楽しそうにオモチャで遊び始めたそうです。

保護団体のスタッフによると、テネシーを検査した獣医さんは、テネシーが成長できなかった原因を突き止めることができなかったそうです。テネシーが以前暮らしていた環境の中に、成長を妨げる要因があったのかもしれません。

テネシーは身体が小さいだけでなく、水頭症(髄液が頭蓋腔内に貯まり、脳室が正常より大きくなる病気)も患っていました。しかし、今のところ特別な世話などは必要ないそうです。

テネシーはこれまでの1年間ずっと辛い時期を過ごしてきましたが、人間や他の猫達のことが大好きで、いつも愛情に溢れています。「テネシーは常に喉を鳴らしながら、毛布をこねています。彼女はとっても甘い猫です。」

ほとんど成長が止まっているテネシーは、これから先も身体が小さなままかもしれません。しかしテネシーはその小さな身体を、魅力溢れる個性で完全に補っているのです。

「テネシーは常に喉を鳴らしながら、人間に寄り添うのが大好きです。彼女はとっても甘えん坊の幸せいっぱいの子猫です!」とタラさんは話してくれました。

こうして優しい人達に助け出されたテネシーは、暮らし始めた保護施設で温かい愛情を見つけることができました。これからもテネシーは安全な場所で元気に遊び回りながら、幸せいっぱいの毎日を送っていくことでしょう。
出典:TheOddCatSanctuarylovemeow

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