ある日、猫の『ディクシー』はトイレが使えなかったことが理由で家を追い出され、保健所へと連れて来られました。その後、ディクシーの元に引き取り手が現れなかったため、安楽死の時が迫っていたのです。
そんなディクシーのことを知ったクリス・プールさんは、知り合いの保護施設『Kenosha Forgotten Friends』に電話をしました。そして、ディクシーのことを相談すると、施設のスタッフが引き受けることを約束してくれたのです。
クリスさんは車で1時間かけて、ディクシーを引き取りに行きました。そして保健所に着いたクリスさんは、ディクシーが家を追い出された理由がトイレの問題だけではなかったことを知ったのです。ディクシーは尿路感染症や呼吸器感染症などを患い、常に高い音で荒い呼吸をしていました。またディクシーは同居猫との仲が非常に悪く、ベッドの下にずっと隠れていたそうです。
出典:KenoshaForgottenFriends
保護施設のスタッフと獣医さんはディクシーを健康な状態に戻し、静かな家で第2の人生を送れるように治療を始めました。
出典:KenoshaForgottenFriends
そして、獣医さんが悪くなっていた歯を治療した時、驚くべき変化が起こったのです。歯の痛みが無くなったディクシーは、すぐに喉を鳴らし始め、周りの人達に愛情を示すようになりました。
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さらに驚いたことに、ディクシーは自らトイレを使い始めたのです!
どうやらディクシーが体調を崩し、周りとの接触を拒んでいたのは、歯の不快感が原因だったようです。その日以来、ディクシーは別猫へと生まれ変わりました。
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その後、保護施設を訪れたダニーさんが、ディクシーに一目惚れしました。ディクシーもダニーさんが気に入ったようで、腕の中に飛び込むと、そこから動かなくなったそうです。
ディクシーはさらに数回の歯科治療を受け、里親さんの家に行く準備が整いました。スタッフから連絡を受けたダニーさんは、すぐに施設に足を運び、ディクシーを自宅へと連れ帰ったのです。
出典:KenoshaForgottenFriends
「ディクシーは自宅に着いてから数分で、家中の点検を始めました。そして、家にあるもの全てが自分のものだと主張してきました」とダニーさんは言いました。どうやらディクシーは新しい家をとっても気に入ったようです。
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ダニーさんに迎えられたディクシーは、毎日の暮らしに大きな幸せを感じています。ディクシーは長い間、不快な痛みから解放されて、愛情に満ちた生活を夢見てきました。そして多くの優しい人達のおかげで、ついにディクシーの夢が叶ったのです。
出典:KenoshaForgottenFriends
こうしてずっと痛みに耐えてきたディクシーは、すっかり甘えん坊の猫へと生まれ変わりました。ダニーさんにたくさんの愛情を注がれ、幸せそうな表情を見せるディクシーの姿に心が温まりますね♪
出典:KenoshaForgottenFriends/lovemeow