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グラグラと揺れる身体で生まれた迷子の子猫。保護施設を出てから僅か数時間後にエネルギーの塊へと変わる!

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ある日、生後6週の子猫が独りぼっちになっていたところを発見されて、地元の保護施設に運ばれてきました。子猫は動こうとすると身体がグラグラと揺れて、ひとりでご飯を食べる方法を知りませんでした。

子猫を受け取ったスタッフ達は、シリンジを使って子猫に栄養を与え始めました。また子猫には経験豊富な養育主さんが必要だと知っていたため、別の保護施設『リトル・ワンダラーズ・NYC』に助けを求めました。

連絡を受けたスタッフ達はすぐに子猫を引き取ると、自分達の施設で世話をしながら、子猫に必要なケアを提供できる養育主さんを探し始めました。

「子猫は小脳形成不全で歩くたびに身体がグラグラと揺れました。彼は病気で運動能力に影響を受けていますが、それ以外は健康で、痛みを感じることもありません」と保護施設のスタッフが言いました。

子猫は愛情を込めて『フィガロ』と名付けられました。フィガロはその後、養育ボランティアをしているアシュリーさんの家へと向かいました。

保護施設を出てから僅か10時間後、フィガロは自分ひとりでご飯が食べられるようになりました。「私が猫缶を準備すると、フィガロはすぐに興奮し始めました。私が手でご飯を食べさせてあげると、彼はそれを少しずつ舐め始めて、最後はお皿から食べられるようになりました」とアシュリーさんが言いました。

さらに新しい環境に慣れてきたフィガロは、身の回りにあるもの全てに興味を持つようになりました。そして自然とフィガロは安全に動き回ることのできる家の中が大好きになりました。

フィガロがボールのオモチャに興味を持って、アシュリーさんの愛情を求めるようになるまでには、それほど時間はかかりませんでした。

フィガロはいつも好奇心の赴くままに部屋の中を探索して、気になるものを見つけるとすぐに遊び始めました。どうやらフィガロはオモチャ遊びが大好きになったようで、近くにたくさんの毛布が敷かれているにもかかわらず、オモチャの上で寝落ちしていることがよくあるそうです。

オモチャと子猫出典:littlewanderersnyc

フィガロはとても意志が強く、どんなことがあっても諦めることはありません。フィガロはまだトイレに行ったり、水を飲んだりするのに助けが必要ですが、確実に前進し続けているのです。

すっかりアシュリーさんのことを信頼したフィガロは、温かい膝に寄り添うことが大好きになりました。またエネルギーが溢れ出したフィガロは、いつでも遊ぶ準備ができていました。

「フィガロは絶えず喉を鳴らしているワイルドな子猫です。彼は私がこれまでに出会った小脳形成不全の子猫の中で一番エネルギッシュで、遊ぶことが大好きです。」

フィガロの動きは不安定かもしれませんが、フィガロは毎日楽しそうに過ごしています。フィガロは現在、レスリングのスキルを習得中で、ネズミのオモチャを咥えたり、両手で掴んだりしているそうです。

フィガロは室内生活を心から楽しんでいて、嬉しそうに喉を鳴らしたり、美味しいご飯でお腹をいっぱいに満たしたり、柔らかい毛布の中でくつろいだり、たくさんのオモチャで夢中になって遊んだりしながら、充実した毎日を送っているのです。

フィガロの身体はグラグラと揺れますが、自分が他の子猫と違っているとは思っていません。フィガロは日々の暮らしに満足していて、幸せな未来に向かって歩み続けているのです。
出典:littlewanderersnyclovemeow

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