人生に、もふもふを。

26歳で保護施設に連れて来られた老猫。優しい女性のおかげで温かい生活を取り戻すと、幸せそうな姿を見せてくれた

0

ある日、老猫の『トーマス』が地元の保護施設にやって来ました。トーマスは20年以上同じ家で暮らしてきましたが、飼い主さんが病気になってしまったため、保護施設へと連れて来られたそうです。

「トーマスは26歳の猫で、人間年齢は120歳です。私達は彼に関する情報をほとんど持っていません」とスタッフのエイミー・マクガークさんは言いました。

トーマスには重度の歯の疾患、関節炎、甲状腺機能亢進症(甲状腺ホルモンが過剰になることで肉体及び精神に様々な影響を及ぼす病気)とそれに伴う肝機能障害がありました。でもトーマスはそんな状況にも関わらず、エイミーさん達に幸せそうに甘えてきたのです。トーマスが望んでいたのは、優しい人達からの愛情でした。

スタッフ達はトーマスが施設の暮らしでは満足できないと感じたため、生涯の家を見つけるためにSNSを使って里親さんを探し始めました。

エイミーさんは施設で運営するfacebookページに、トーマスについての情報を投稿しました。すると驚いたことに、投稿の1分後にトーマスを引き取りたいという人が返信してきたのです。

それは別の保護施設『AARF』でスタッフをしていたローラ・キャシディーさんでした。ローラさんはトーマスの姿を見た瞬間、一緒に暮らしたいと強く思ったそうです。

エイミーさん達はトーマスの家が決まったことを喜び、里子に出すための準備を始めました。

「私達は今までに、これほど高齢の猫に会ったことがありませんでした。トーマスは10歳の猫と同じくらいに元気で、とってもフレンドリーです。彼はフミフミするのが大好きで、私達が近づいて行くと身体を擦りつけてきます」とエイミーさんは言いました。

翌日の午前中、ローラさんがトーマスを迎えに来ました。トーマスは新しい家にドキドキしたようで、家に着いてすぐに物陰に隠れてしまったそうです。

「私はトーマスが自分の方から出て来るまで、じっと彼のことを待っていました。しばらくすると彼はゆっくりと物陰から出て来て、身体を擦りつけてきました」とローラさんは言いました。

そして新しい環境に慣れたトーマスは、安全で暖かい家の中で幸せな時間を過ごし始めたのです(*´ω`*)

こうして保護施設に連れて来られたトーマスは、無事に新しい家を見つけることができました。ここが自分の家だと分かったトーマスは、これからたくさんの愛情をローラさんに注がれながら、幸せで静かな余生を送って行くことでしょう。

この猫の記事を友達にシェアしよう