人生に、もふもふを。

突然の心臓発作で、その場に倒れ込んだ男性。異変に気づいた愛猫がすぐに寝室へと駆け込み、必死になって家族を起こす!

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ブランディー・ミラーさんは両親と暮らす猫の『ショジー』が、英雄的な行動をとるとは今までに1度も考えたことがありませんでした。ミラーさんは11歳のショジーのことを、ひとりでいることが好きな1匹狼の猫だと思っていたのです。

「ショジーはあまり人間に寄り添うことはありませんでした。彼女は私の両親以外が周りにいることが好きではないようで、誰かが家に来るとすぐに物陰に隠れました。そして、私が実家に帰ると、いつも威嚇してきました。彼女は私達姉妹のことが好きではないようです」とミラーさんは言いました。

見上げる猫出典:Brandy Miller

しかし3週間前、ミラーさんはショジーが驚くほど愛情深い猫だということに気づかされました。

3月2日のこと、ミラーさんの父親のカーク・マティスさんが心臓発作を起こしました。

「お父さんは毎朝早くに仕事の準備をして、4時に家を出ます。でもその日は違っていました。お父さんはショジーのご飯を準備している最中に、ひどい心臓発作に襲われて、地面に倒れ込んだのです。」

飼い主さんと一緒の猫出典:Brandy Miller

その瞬間、ショジーは行動を起こしました。

「ショジーはベッドルームに駆け込んで、寝ていたお母さんに飛び乗り、最大の轟音を放ちました。お母さんはその声がまるで『ピューマの唸り声のようだった』と言っていました。」

ショジーは今までにこれほどの大きな声を出したことはありませんでした。そのためミラーさんの母親は、すぐに異変が起こっていることに気づいたのです。そして、急いでリビングルームに向かうと、そこで床に倒れているカークさんの姿を見つけました。

「お母さんはすぐに心肺蘇生を試みましたが、お父さんから反応がなかったため、急いで救急隊を呼びました。自宅に駆けつけた救急隊が電気ショックを与えると、3回目でやっとお父さんの心臓が動き始めました。」

撫でられる猫出典:Brandy Miller

ショジーのおかげで何とかカークさんは蘇り、病院へと運ばれました。その後、病院で治療を受けたカークさんは、無事に安定した状態に戻ったそうです。病院へ行ったミラーさんは、お医者さんに心臓のバイパス手術が必要だと言われましたが、今のところカークさんは落ち着いていて、自宅へと帰宅したそうです。

それ以来、ショジーはカークさんのそばから離れなくなりました。

「ショジーはお父さんのお風呂にもついていって、じっと近くで様子を見守っています。どうやら彼女は、お父さんの小さな変化も見逃さないようにしているようです。」

くつろぐ猫出典:Brandy Miller

一方のカークさんは、ショジーが自分のためにしてくれたことに、いつも感謝しています。

「お父さんは今まで以上にショジーの好物を買ってくるようになりました。また両親は彼女が幸せに過ごしていることをいつも確認しています。ショジーは本当に両親から愛されています。」

幸せな猫出典:Brandy Miller

そんな愛情深いショジーに、ミラーさんもとても感謝しています。そしてあの日以来、ミラーさんの中でショジーの見方が完全に変わったそうです。

「家族はみんな、ショジーがいてくれることに感謝しています。彼女は少しずつ変わってきていて、私が近くに行っても威嚇しなくなりました。そして時々、彼女の方から近づいてくるようになりました。私はもう彼女のことを短気な猫と呼ぶことはありません。」

「私はまだ、今回起こったことの全てを信じることができません。それは本当に素晴らしいことでした」とミラーさんは嬉しそうに話してくれました。

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