ある日、1人の女性(@Schauby93)が犬を家族に迎えようと、保護施設へと向かいました。しかし、女性は犬ではなく”猫”を連れて帰宅したのです。
女性は連れ帰った猫に『パイナップル』と名づけました。
パイナップルはFIV(猫免疫不全ウイルス感染症)を発症していました。また、野生動物に攻撃されたようで、身体に深い傷を負っていたのです。保護施設に連れて来られたパイナップルは、獣医さんやスタッフによって、病気と怪我の治療が行われました。
パイナップルは怪我のせいで、身体の一部に毛が生えなくなっているところがあり、まぶたも変形していました。また、あごの負傷で完全に口を閉じることができず、歩く時は足を引きずっていたそうです。
そんなパイナップルの姿に、女性は大きく心を動かされました。そして、強く生きようとするパイナップルを、放っておくことができなくなったのです。
その後、女性の家に着いたパイナップルは、半日で新しい環境に慣れました。パイナップルは女性のベッドがとても気に入ったようで、自分のものだと主張してくるようになったそうです。
「私は保護される前のパイナップルのことをほとんど知りません。しかし、彼がどれほど苦しい生活を送って来たかは分かります。私は彼を引き取ることができて、本当に良かったと思っています。」
「保護施設には引き取り手を待つ犬もいましたが、新しい里親さんがすぐに見つかっていました。しかし、パイナップルはケージの中にずっと取り残されていたのです。彼には新しい家に行くチャンスが巡って来ませんでした。私はそんな彼を幸せにしてあげたいと強く思いました。」
パイナップルは現在、優しい女性に愛情を注がれ、すっかり幸せな猫に生まれ変わりました。パイナップルは暖かい家に満足しているようで、いつも幸せそうに喉を鳴らしているそうです。
女性はパイナップルが幸せな最期を迎えられるように、パイナップルの望みを一つ一つ叶えていこうと考えているそうです。
出典:reddit.com