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道路の真ん中で動けなくなっていた子猫。優しい人達のおかげで命をつなぎ、みんなを幸せにする活発な猫へと成長する

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ある日、道路の真ん中で必死に動こうとしている子猫の姿が発見されました。子猫は独りぼっちで、近くに母親や兄弟の姿はありませんでした。

子猫を発見した人はすぐに地元の動物保護ネットワークに助けを求めました。すると子猫の窮状を知ったヴェロニクさんがすぐに反応して、子猫を静かで安全な場所に連れて行って落ち着かせました。

ヴェロニクさんは子猫が足を引きずっていて、後ろ足の片方に体重をかけることができなかったため、急いで動物病院に向かいました。

レントゲン検査の結果、『パステル』と名付けられた子猫は足を骨折していることが分かりました。パステルがどうして独りで路上に取り残されていたのかは分かりませんが、手を差し伸べてくれた人達のおかげで最悪の事態から間一髪のところで逃れることができました。

パステルに最高の回復の機会を与えたかったヴェロニクさんは、パステルが必要としている治療を受けられるように、地域のコミュニティーに協力を求めました。

そして、みんなからの温かい支援のおかげで、パステルは足の手術を行うことができました。

その後、保護施設『シャトンズ・オルフランズ・モントリオール』の養育ボランティアがパステルを世話することを申し出ました。養育主さんはパステルが回復するのに適した安全な場所を用意して、社会化するための手助けを行いました。

「幸運なことにパステルは最悪の事態に陥る前に発見されました。彼女はすぐに動物病院に運ばれて、手術によって足が救われました」と保護施設のスタッフが言いました。

初めの頃のパステルはとても内気でしたが、栄養たっぷりの食事と安心感で、自分の殻を破り始めました。動物病院のスタッフ達はあらゆる愛情を吸収するようになったパステルにすっかり魅了されました。

スタッフ達がパステルを柔らかい毛布で包んで別の作業をしていると、数分もしないうちにパステルが幸せそうに居眠りを始めたそうです。

その後も十分な休養と治療によって、パステルは完全に元気を取り戻しました。するとパステルは家の中を走り回ったり、探索したりするようになりました。「今のパステルは足の怪我がなかったかのように完璧に歩いています。また彼女は何度もタオルに包まれた後、ゴロゴロと喉を鳴らすようになりました。」

自信が深まるにつれて遊びたい気持ちが溢れ出してきたパステルは、オモチャを追いかけたりしながら、家の至るところで遊び回るようになりました。

パステルは勢いよく家中を駆け回って、キャットタワーに登り、養育主さんを待ち伏せして、あらゆる瞬間を楽しむようになりました。「パステルはとても遊び好きで、犬のようにボール遊びが大好きです。また高いところに登るのが好きなクライマーで、いつもその大きな前足を器用に使っています。」

パステルは多指症で指の数が多いため、前足が大きな『ミトン』のように見えます。パステルはそれを巧みに使って、まるで熟練した野球選手のように空中でオモチャをキャッチすることもできるのです。

また養育主さんが名前を呼ぶと、パステルはすぐに嬉しそうに駆け寄ってきます。さらに一緒に暮らす他の子猫達とも、生まれた時からずっと一緒にいたかのようにとっても仲良くなりました。

「パステルは他の猫達のことが大好きです。彼女は若い猫達と遊んでエネルギーを発散させて、落ち着きたい時は年上の猫を探しに行きます」と養育主さんが言いました。

かつては臆病だったパステルは今、愛情が欲しい時は躊躇することなく声を上げる、自信に満ちた子猫になりました。パステルは優しい人達のおかげで大きく変わり、ここまで来ることができたのです。

こうして道路の真ん中で動けなくなっていたパステルは、足の怪我を治してもらい、勇敢で好奇心旺盛な元気いっぱいの子猫になりました。きっと愛らしいパステルの前にはすぐに素敵な里親さんが現れて、いつまでも幸せに満ちた毎日を送っていくことでしょう(*´ェ`*)

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