人生に、もふもふを。

助けが来るまで、木材の隙間で大切な我が子を守っていた母猫。保護先で元気を取り戻すと子猫達と一緒に幸せいっぱいに

0

ある日、保護施設『ARPO』に助けを必要としている猫の親子についての連絡が入りました。木材の隙間で発見された母猫は、幼い子猫達を厳しい気温や危険から必死に守ろうとしていました。

そんな愛情深い母猫のおかげで、子猫達全員が無事に命をつなぐことができました。「猫の親子を見つけた家族は、助けを求めて保護施設に連絡をしました。子猫達は生後約10日で私の家にやって来ました」と養育ボランティアのロリ・ホワイトさんが言いました。

ロリさんが母猫に新しい家を案内していると、母猫は幸せそうに喉を鳴らし始めました。そして家の中でフワフワの毛布の山を見つけると、嬉しそうに横になって子猫達の世話を始めました。

どうやら母猫は家の中が安全な場所だと感じたようです。

「私達は子猫達にスーパーヒーローから名前をとって、『ピーター・パーカー(スパイダーマン)』『ブルース・ウェイン(バットマン)』『クラーク・ケント(スーパーマン)』と名付けました。そして母猫に『ダイアナ・プリンス(ワンダーウーマン)』と名付けました。」

母猫のダイアナは信じられないほど優しい猫で、常に子猫達のことを守っていて、決して子猫達のそばから離れようとはしませんでした。そして子猫達が眠りにつくと、愛情に満ちた瞳でいつまでも子猫達のことを見守り続けていました。

「ダイアナは素晴らしいお母さんです。彼女は常に子猫達に気を配っていて、子猫達を綺麗な状態に保ち、私達にも優しく接してくれました。彼女は子猫達を安全な場所で育てられることに、とても感謝しているようです。」

時々、ダイアナは子育てを手伝ってくれるロリさんにピッタリと寄り添いながら、幸せそうにくつろいでいるそうです。

少し前まで路上を彷徨い歩きながら、子猫達を守ることに全ての力を使ってきたダイアナですが、ようやく本来の姿を取り戻し、子育てに集中することができるようになりました。

そんな愛情深いダイアナですが、身体の状態を獣医さんに調べてもらうと、非常に白血球の数が多く、ひどいカルシウム不足だと分かりました。

「白血球の数が多いのはダイアナが感染症を患っていて、ウィルスや細菌と戦っていることを示していました。またカルシウムが不足していたのは、保護されるまでご飯を十分に食べることができず、栄養が枯渇していた可能性があります。」

ロリさん達は抗生物質でダイアナの治療を始めました。そしてカルシウムを十分に与えて、必要な休息を与えました。そのおかげでダイアナが再び検査を受けると、異常だった数値は全て正常なレベルに戻っていました。

ダイアナがいない間、ロリさんと別のボランティアさんが子猫達にミルクを飲ませていました。その後、ダイアナが戻って来ると、子猫達は安心したようで、嬉しそうな姿を見せてくれたそうです。

ダイアナは子猫達と再会するとすぐに『お母さんモード』になり、子猫達にミルクを飲ませて、毛づくろいを始めました。そんなダイアナの愛情で子猫達は飛躍的に成長し、日に日に好奇心が増していきました。

「私は子猫達を広い場所で遊ばせようと、ベビーサークルの外に出しました。するとブルースは私の膝の上に登ってきて、ピーターは新しいオモチャをチェックし始めました。」

一方のダイアナは屋根のある家と快適なベッド、美味しい食べ物と綺麗な水、そして寄り添うことのできるロリさんがそばにいてくれることが嬉しくて、いつも満足そうに喉を鳴らし続けているそうです♪

こうして木材の隙間で子猫達を守っていたダイアナは、無事に安全な場所に辿り着くことができました。保護先で新しい人生をスタートさせたダイアナは、これからも子猫達にたくさんの愛情を注ぎながら、優しいロリさんにたっぷりと甘えていくことでしょう(*´ω`*)
出典:Lori Whitelovemeow

この猫の記事を友達にシェアしよう