愛には限界がなく、そこに種族の違いはありません。そのことはまさに猫の『ギャラクシー』とネズミの『バーニー』が証明してくれました。
ギャラクシーとバーニーは人間のことが好きで、優しい家族と過ごせることに毎日喜びを感じていました。そんなふたりはお互いのことも大好きで、快適な家の中でいつも一緒に楽しい時間を過ごしていました。
「バーニーはギャラクシーのことが大好きです」と飼い主さんが言いました。そしてその気持ちはギャラクシーも同じでした。
ギャラクシーがどこに行ってもバーニーが後をついて来て、ギャラクシーのお腹の下に潜り込むこともよくありました。
そんなふたりが親友になったのは、ふたりが出会ってすぐのことでした。バーニーが初めて家にやって来た日、飼い主さんはギャラクシーがバーニーのことをオヤツだと思ってしまわないかと心配していました。そのため飼い主さんはしばらくふたりの様子を注意深く見守っていましたが、その心配がないことに気づきました。
それから2週間も経たないうちにふたりはお互いのことが大好きになって、いつも一緒の時間を過ごすようになりました。ギャラクシーはバーニーと大はしゃぎすることもよくありますが、決してバーニーのことを噛んだり、引っ掻いたりすることはないそうです。
さらにふたりは家の至るところで追いかけっこをするようになりました。ふたりはお互いに追いかけたり追いかけられたりしながら、楽しい時間を共有していました。
そしてふたりが遊び疲れると、ふたりはいつも一緒に丸くなって身だしなみを整え始めます。その時はギャラクシーがバーニーの身体を毛づくろいして、バーニーはギャラクシーの耳の毛を綺麗に整えているそうです。その姿はとっても愛らしく、いつも家族の心を温めているそうです。
そんなある日のこと、ふたりの愛情いっぱいの姿を見ていた飼い主さんの娘が、「猫とネズミが友達になれるなら、誰でも友達になれるかもしれない」と言ってきたそうです。
その後も楽しい時間を過ごしていたふたりですが、年齢を重ねたバーニーはある日虹の橋を渡りました。バーニーは寿命を迎えるまでずっとギャラクシーと一緒に過ごし、ギャラクシーに見守られながら息を引き取ったそうです。
こうして親友とお別れしたギャラクシーですが、きっと心の中にはいつまでも、大好きだったバーニーとの思い出が残り続けることでしょう。
それからしばらくひとりで過ごしていたギャラクシーですが、ある日『ルナ』と『パリス』と名付けられた2匹のネズミが家にやって来ました。ギャラクシーはふたりの姿を見てバーニーとの暮らしを思い出したのか、すぐにふたりのことを優しく迎え入れたそうです(*´ω`*)
出典:the_cat_and_the_rat/iheartcats