ある日、生まれたばかりの子猫が独りぼっちになっていたところを発見されました。子猫は地元の保護施設に運ばれて、養育ボランティアをしているニッキ・マルティネスさんの家で育てられることになりました。子猫の目はまだ開いておらず、多くの愛情とケアを必要としていました。
ニッキさんは2時間おきに哺乳瓶でミルクを与え、子猫が一日中暖かく過ごせる環境を作りました。
暖房付きのベッド、たくさんのミルク、快適で居心地の良い環境によって、『ロスコー』と名付けられた子猫は次第に元気を取り戻していきました。ロスコーは確実に成長していき、力強くなっていきました。
ニッキさんは元気に育っているロスコーの姿に安堵のため息をつきました。「私は保護から1週間後のロスコーの姿を見て、彼はもう大丈夫だろうと感じました」とニッキさんが言いました。
ロスコーは生後1ヶ月で保育器を卒業し、広々としたベビーサークルの中で過ごし始めました。ロスコーは新しい場所に興奮して、さっそく身の回りの探索を始めました。
それから数週間でロスコーは次々と出来ることを増やしていき、さらに活発に動き回るようになりました。
またロスコーはお皿からご飯を食べる方法を学び、トイレの使い方も身に付けました。さらにロスコーは成長と共に個性が現れ始めました。
そしてニッキさんはロスコーがとってもイタズラ好きの面を持っていることに気づきました。
ロスコーは家の中を探索したり、ニッキさんの後を追いかけていない時は、いつもイタズラの計画を立てていました。「ロスコーは1日に30回以上も角に隠れて、私を驚かせようとしています。」
ロスコーは一日に何度もニッキさんの前に飛び出して、家の中を笑いで満たしました。またロスコーは横歩きのスキルを習得して、愛らしい姿をたくさん見せてくれました。
保護された時は非常に小さかったロスコーですが、たくさんの愛情を吸収しながらここまで大きく成長することができました。「私はロスコーに数え切れないほどの授乳を行い、眠れない夜を何日も過ごしました。でも彼の愛らしい姿を見るたびに、全ての苦労がどこかに吹き飛んでいきました。」
ニッキさんは夫にも手伝ってもらいながら、幼かったロスコーにたくさんの愛情を注いできました。
そしてロスコーはついに生涯の家族と出会うことができたのです。それはニッキさん達のこれまでの努力が報われた瞬間でもありました。
ロスコーを家族に迎えたのは、以前ニッキさんから保護猫の『オリーブ』を引き取った夫婦でした。悲しいことにオリーブと一緒に暮らしていた子猫が少し前に亡くなったため、オリーブは友達を強く必要としていました。
「オリーブはもう孤独ではありません。ロスコーはみんなを元気づけるために生涯の家に到着しました」とニッキさんが話してくれました。
こうして幼くして母親と離ればなれになってしまったロスコーは、ニッキさんのおかげで大きく成長し、生涯の家で新しい生活をスタートさせることができました。ロスコーは新しい家でもみんなの顔を笑顔にしながら、たくさんの幸せを届け続けることでしょう。
出典:myfosterkittens/lovemeow