猫の『クライド』はまさが自分がこんなことになるとは思ってもいませんでした。ある日、一緒に住んでいる猫とケンカをしたクライドは、後先のことを考えず家を飛び出していきました。そして馴染みのない環境へと分け入っていき、気づくとモミの木の約23mの高さのところまで登ってしまっていたのです。
そのまま降りられなくなってしまったクライドですが、幸いなことにしばらくすると救いの手を差し伸べてくれる人が現れました。
その日、ワシントン州で木の上から降りられなくなった猫を専門に救助している保護団体『キャノピー・キャット・レスキュー』のトム・オットーさんは、大きなモミの木の上から聞こえてくる微かなクライドの叫び声に気づきました。
トムさんはすぐにクライドの元へと向かい、クライドに手を伸ばしました。「クライドは私に会えて本当に嬉しそうでした」とトムさんが言いました。
出典:canopycatrescue
クライドが行方不明になってから2週間後に、家族はようやくクライドのいる場所を発見しました。そして家族はすぐにトムさんに電話をかけて、クライドの救出をお願いしたのです。
トムさんがクライドの救出に向かった時の様子はこちら。
自宅で2匹の保護猫を飼っているトムさんは、愛するペットが行方不明になった時の家族の気持ちをとてもよく分かっていました。そのためクライドが家族と再会することができたことに心から喜びを感じたのです。
「家族が行方不明になった猫と再会する瞬間を見られることは本当に素晴らしいことです」とオットーさんが嬉しそうに話してくれました。
クライドは大変な試練を乗り越えた後、再び力を取り戻し、今は愛する家族と一緒に幸せな時間を過ごしているそうです。
クライドは現在、安全な地面の上にいられることに大きな喜びを感じています。きっと木の上まで助けに来てくれたトムさんへの感謝の気持ちは、クライドの心の中にいつまでも残り続けることでしょう(*´ω`*)
出典:canopycatrescue/thedodo