盲目の犬『ターフェル』と元野良猫『パディタット』のお話。
ターフェルは、白内障と診断された盲目の8歳の犬です。ターフェルは歩くと色々なものにぶつかってしまうため、次第にベッドの上から離れる事ができなくなってしまいました。
ある日、ターフェルの飼い主さんのジュディさんの家に野良猫がやってきました。野良猫は、ターフェルの目が悪く、生活するために助けが必要だった事を分かっているかのように、ターフェルのそばに近づいてきたのです。
ジュディさんが野良猫にパディタットと名付け、家族に迎え入れると、パディタットはターフェルの目の代わりをするために、行動を共にするようになりました。
パディタットといっしょに暮らし始めると、ターフェルはベッドから出られるようになり、やがて二匹は一緒に家の中や庭を散歩するようになりました。
今も二匹はお互いのそばを離れようとしません。もちろん寝る時も一緒です。
その様子は動画でも確認する事ができます。
パディタットは元々自由な野良猫でした。でも、ターフェルに出会って生活は一変します。もちろん、今まで通り自由に生きる事もできたのですが、パディタットはターフェルのために生きていこうと決めたのです。
パディタットはしっかりと盲導猫としての役割を果たしています。誰に強要されるわけでもなく、自分の意思でそうしているのです。きっと、パディタットはターフィルのことが大好きなんですね♪
二匹の間には、目には見えない深い絆があるように感じます。ターフェルとパディタットの出会いは偶然ではなく、まさに運命の出会いだったのではないでしょうか。
パディタットとターフィルの幸せの時間がいつまでも続きますように。