ある日、フロリダ州のデルレイビーチにある植物園を庭師さん達が手入れしていました。すると突然、トラックの荷台に積まれた大量の枝葉の中から、2匹の子猫が転がり出てきたのです。予想外の出来事にとても驚いた庭師さん達でしたが、すぐに子猫達を小屋に連れて行き、水を飲ませてあげました。
ここの植物園の管理人さんはとても猫好きな人で、いつも近所の野良猫達に餌を与えていました。しかし、ちょうどその日は休みだったため、庭師さん達は子猫とどう接したらいいのかが分かりませんでした。
そんな中、動物保護団体『アニマル・フレンズ・プロジェクト』の創始者のカルメン・ワインバーグさんが、郵便局に行く途中で偶然植物園を訪れたのです。
カルメンさんが植物園に入ると、庭師さん達が「子猫を世話できる人を知りませんか?」と声を掛けてきました。カルメンさんはすぐに自分が保護団体をやっていて、子猫を育てることができると庭師さん達に伝えたのです。
出典:animalfriendsproject.org
庭師さんの1人が子猫をプラスチックケースに入れてカルメンさんに手渡してきました。「彼らは子猫が安全な家に行くのを見て、とても満足していました。もし子猫がトラックから転がり出てこなければ、切った枝などと一緒に裁断機にかけられてしまうところだったそうです」とカルメンさんは言いました。
約3週齢の子猫達は、庭師さん達が剪定した枝葉をかき集めている時に、母猫と離ればなれになってしまった可能性が高いそうです。
家に帰ったカルメンさんは、さっそく暖房パッドで子猫達を温め、哺乳瓶でご飯を食べさせました。
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そして、子猫達をお風呂に入れると、見違えるほど綺麗になったそうです。
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その後、カルメンさんの妹のノエミさんが、子猫達の養育を引き受けてくれました。ノエミさんは夜の間も2〜3時間おきにご飯を食べさせ、仕事の日は子猫達を職場に連れて行ったそうです。
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子猫達の世話はとても大変でしたが、子猫達が日に日に成長して行く姿を見て、とても価値のあることだと感じたそうです。そして、ノエミさんはいつの間にか、子猫達に心を奪われていったのです。
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「私の妹は子猫達を家族に迎えました。妹は子猫達の子育てに多くの時間を費やしましたが、それはかけがえのない時間だったと話してくれました。」
それから3年後。
2匹はシッポがモコモコの猫に成長しました。2匹はとても親しみやすく、いつもノエミさんのそばでくつろいでいるそうです。
特に『ベイビー』は、ノエミさんが預かってくる子猫達の面倒を見るのが大好きで、いつも子育てをお手伝いしながら、子猫達のご飯をこっそりと食べているそうです♪
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また、もう1匹の『スウィーティー』は、とっても甘えん坊な性格で、いつもお腹を撫でられながら幸せに過ごしているそうです♪
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こうしてベイビーとスウィーティーは、優しい人達に助けられ、大きく成長することができました。毎日が幸せいっぱいの2匹は、今日も暖かい家の中で自由気ままに暮らしているそうです♪
出典:animalfriendsproject.org/lovemeow