人生に、もふもふを。

停止寸前の鼓動で獣医さんも諦めていた僅か40gの子猫。命をつなぎ、ついに見せてくれた幸せいっぱいの姿に胸が熱くなる

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ある日、女性が道端で倒れている体重僅か40gの子猫を見つけました。出生時の子猫の体重は100gほどなので、通常の半分以下の大きさしかありませんでした。子猫の身体は全く動かず、心臓の鼓動はほとんどありませんでした。しかし、「まだ生きている」と感じた女性は子猫を急いで自宅へと連れて帰りました。

女性が子猫を獣医さんに診てもらった、「こんなに小さな子猫は今までに一度も見たことがない。おそらく助かる見込みはないだろう。あまり希望を持たないように…」と言われたそうです。

獣医さんから望みがほとんどないと言われた女性でしたが、どうしても子猫の命を諦めることができませんでした。女性は絶対に子猫を救うことを心に誓い、子猫が大きく育つように『タイタン(神話に出てくる巨大な身体を持つ神の名前)』と命名しました。

女性はボーイフレンドと一緒にタイタンの世話を始めました。二人はタイタンが寒くないように常に身体を温めて、ミルクを飲ませて、排泄の世話を行いました。

最初の週のタイタンは全く動かず、少しの物音も立てませんでした。しかし、二人はタイタンの身体が少しずつ大きくなっていることに気づきました。女性は「少しずつだけど、確実に大きくなっている! 私達のやっていることは間違いではなかったんだ」と思ったそうです。

保護から8日目のこと、女性達はタイタンの初めての鳴き声で目を覚ましました。

女性は最初、タイタンが苦しくてうめいているのだと思いました。しかし、タイタンの様子を観察していると、お腹が空いているのだと分かりました。

早速、食べ物の入ったシリンジを近づけるとタイタンは両手で力強く掴み、今までに見たことのないくらいの勢いで食べ始めたそうです。

二人はそれからさらに2週間の間、タイタンの世話をするために睡眠時間を削り、食事も簡単なものを食べる日々が続きました。そんな二人の献身的な看護のおかげで、ついに閉じられていたタイタンの目が開いたのです!

それは二人にとって最も幸せな瞬間でした。そして、今までの苦労が報われた瞬間でもありました。

この時のタイタンは、ほとんど動き回ることができず、他の子猫と比べると体重が非常に軽い状態でした。しかし食欲は旺盛で、確実に大きくなっていることが分かりました。

保護から6週目を迎える頃には、タイタンは随分と動けるようになり、自ら女性の手に登れるようになりました。そして、オモチャで一緒に遊ぶようになったのです。

その間にタイタンは何度か貧血で倒れることがありましたが、何とか無事に乗り切ることができました。

こちらは保護して15週目のタイタンの姿です。タイタンは未熟児だったことが信じられないほど大きく成長しました。まだ獣医さんの検査などが必要ですが、もう心配しなくてもよいくらいに元気に動き回れるようになったのです。

そして、こちらが現在のタイタンの姿です!

タイタンはすっかり元気になり、とっても甘えん坊さんに成長しました。もちろんタイタンは今も女性と一緒に元気に暮らしているそうです。

あの時、女性が道端に倒れていたタイタンを見つけることができなかったら、そして命を諦めていたら、今ここにタイタンはいなかったことでしょう。

二人の必死の看病がタイタンの心を温め、「もっと生きたい!」と思わせたのかもしれません。そして、二人の無条件の愛が瀕死のタイタンを死の淵から蘇らせたのです。

タイタンが素敵な人達に出会えて本当に良かった。これからもタイタンは大好きな家族と一緒に幸せな毎日を送っていくことでしょう。
出典:NUUUDELlovemeow

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