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怪我をして反時計回りにしか歩けなくなった保護猫。里親さんへの強い想いが ”奇跡” を起こす! (4枚)

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ある日、1人の女性が道路脇で猫『ベラセン』を見つけました。女性はベラセンが風邪をひいていることに気づき、動物病院へと連れて行ったのです。

獣医さん達がベラセンの診察していると、あることに気づきました。ベラセンは頭部に怪我を負っていたのですが、それが原因で神経障害が残り、真っすぐ歩こうとすると、左回転するようになっていたのです。

その後、風邪が治ったベラセンは保護施設へと移りました。しばらく経ったある日のこと、ベラセンの前に夫婦が現れました。夫婦はベラセンを一目見るなり、恋に落ちました。夫婦が施設のスタッフにお願いしてベラセンを抱っこすると、人間好きのベラセンは幸せそうに喉を鳴らし始めたのです。その姿に心を鷲掴みにされた夫婦は、その場でベラセンを引き取ることを決めました。

座る猫

夫婦はベラセンの方向感覚が戻ることはないだろうと、施設のスタッフから聞いていました。しかし、新しい家に来たベラセンは、少しずつ変わり始めたのです。

最初の数週間は、まるでワルツを踊るかのようにクルクルと回転しながら歩いていたベラセンですが、しばらくすると壁に寄りかかりながら歩くようになりました。

そして、オモチャを捕まえたり、飼い主さんの手を攻撃したいという欲望が、ベラセンの歩きをさらに変えていったのです。

座る猫

ベラセンは毎日少しずつ真っすぐに歩けるようになってきました。その姿に飼い主さんはとても驚き、感嘆の声を上げました。そして、「よく頑張ったね」と愛情いっぱいにハグをしてあげたのです。ベラセンはそのハグが嬉しかったようで、さらに真っすぐに歩けるように努力を重ねました。

そして、ついにベラセンの努力は実を結びました! なんとベラセンは普通の猫のように、真っすぐ歩くことができるようになったのです!

垂れる猫

そんな頑張り屋のベラセンは、飼い主さんが今まで出会った中で一番変わった猫だそうです。

ベラセンにはいくつかの面白い習慣があります。例えば、「ベラセンの右側にご飯を置くと食べようとしない」、「ベラセンが飼い主さんに抱きつくときは、必ず270度回転してから抱きつく」、「ベラセンは椅子の端にしか座らない」、「ベラセンが混乱したとき、360度回転すると頭がリセットされる」など、少し変わった行動をするそうです。

そんな不思議なベラセンですが、とても甘えん坊で寂しがり屋です。いつも飼い主さんと一緒にいないと落ち着かないようで、ひとりでは夜のトイレにも行けないそうです。

くつろぐ猫

この上ないほど相思相愛な飼い主さんとベラセン。どうやら保護施設での出会いは、お互いにとって運命の出会いだったようです♪

出典:reddit.com

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