ある日、トルコのイスタンブールで1匹の野良猫が事故に遭いました。なんと男性の後を追って病院に入ろうとした野良猫が、回転ドアに挟まってしまったのです。
男性は猫に気づくと、すぐに回転ドアを止めに行きました。しかし、猫は完全に挟まっていて、全く動かなくなっていたのです。
事故の話を聞いた緊急治療室の医師のハリルさんは、病院の入り口に駆けつけました。そこで意識のない猫を見たハリルさんは、動物の救命処置は初めてでしたが、できる限りのことをする決心をしたのです。
ハリルさんは動かない猫を抱えると、何とかドアの隙間から救い出しました。そしてすぐに心臓マッサージを行い、心肺蘇生を試みたのです。
ハリルさんと他の医師達は、猫の呼吸を助けるために酸素を与えました。さらにハリルさんは猫を適切に処置するために、地元の獣医に連絡して助言を求めたのです。
そしてついに猫は死の淵から蘇りました!
現場にいた誰もが猫に起こった奇跡を喜びました。そして、猫は自然と『ミラクル』と呼ばれるようになったのです。ミラクルは医師達に撫でられると、嬉しそうに喉を鳴らし始めました。
その後、ミラクルはハリルさんの家族の一員になりました。新しい家に住み始めたミラクルは、いつもハリルさんの後を追いかけて、一緒に楽しい時間を過ごしているそうです。
ミラクルの救出の様子はこちら。(動画)
Hastanemizin kapısına sıkışan kedi doktorlarımızın müdahalesi ile hayata döndü.
Özel Akgün Tem Hastanesiさんの投稿 2016年10月28日
ミラクルは今、命の恩人のハリルさんにたくさんの恩返しをしているそうです。
ミラクルが息を吹き返したのは、本当に奇跡的なことでした。事故後すぐにハリルさん達が駆けつけてこなかったら、ミラクルは今頃どうなっていたことでしょう。どんな命にも全力で向かっていく医師達の姿に胸が熱くなりますね。
出典:facebook.com