イアン・フィンレイさんとリズさんの夫婦の家に、31歳のオス猫『ナツメグ』が暮しています。ナツメグは片方の耳が聞こえず、3本の歯しか残っていませんが、今でも元気に暮しているそうです。
夫婦とナツメグの出会いは今から26年前のことです。ナツメグが庭の手押し車の下に隠れていたところを夫婦が発見したのです。出会ったときのナツメグはとても痩せ細っていたそうです。
夫婦は保護したナツメグを獣医さんに診てもらいました。その時に年齢も調べてもらったのですが、歯の状態から少なくとも5歳と言われたそうです。その後、夫婦の家で暮し始めたナツメグは、すぐに夫婦と家族のように仲良くなりました。
それ以来ずっと元気に暮らしていたナツメグですが、昨年、重い病気を患い動物病院『ウェストウェイ・ヴェテリナリー・ホスピタル』へと運ばれました。その時、夫婦は最愛のナツメグを失いかけたそうです。しかし、獣医のローラ・ギリスさんと看護師さん達の力で、ナツメグは死の淵から蘇ったのです。
夫婦はずっと一緒のナツメグをとても大切にしています。
「ナツメグは私達の猫ではありません。私達がナツメグの人間なのです。そして、ナツメグはそのことを、私達に忘れさせないのです。それがナツメグが長生きしている秘訣だと思います。」と夫婦は言います。
現在のギネス記録を保持している最年長の猫は、30歳のスクーターです。どうやらナツメグはその記録を越えているようです。
ナツメグは今年の6月で31歳の誕生日を迎えました。誕生日には、病気の時にお世話になった獣医のローラさんも、一緒にお祝いをしてくれたそうです♪
こうして26年前にフィンレイさん夫婦に保護されたナツメグは、今も元気に暮らしています。猫の31歳は人間の年齢にすると140歳になります。まだまだ元気いっぱいのナツメグは、これからもフィンレイさん夫婦の元で、幸せに年齢を重ねていくことでしょう♪